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「背徳のエンジェル」 ケイト・ピアース

2011-10-20 | 本と雑誌

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幻冬舎ラベンダーブックス 432ページ 914円+税
ケイト・ピアースの「背徳のレッスン」に続く官能ラブロマンス小説 第2作目。
19世紀イギリス。 ピーターは11歳の時に海賊に襲われ、ヴァレンティン(背徳のレッスンの主人公)と共にトルコの娼館に売られ、この時のショックで11歳以前の記憶を失っていた。そこに母親らしき女性の情報が入ってくる。また、ァレンティンの妻セラの妊娠で、ピーターとヴァレンティンの関係がぎくしゃくしたものになっていた。
そうした時にピーターがヴァレンティンと共同経営している海運業に投資したいとビーチャム卿が近づいてくる。それだけではなく、ビーチャム卿の妻アビゲイルへ性愛の悦びを教えることも頼まれる。
ピーターの出生の秘密が解き明かされ始めるとともに、ヴァレンティンとの関係が壊れそうになり、そしてアビゲイルを愛し始めたピーターは自分の人生に嫌気がさし、自堕落に。。。

前作にもまして、激しいエロティックな描写が連続します。ラブロマンス小説ではなく、エロティック ロマンス小説と言った方がふさわしいです。と思ったら、本の帯に「エロティック・ロマンスの傑作」と書かれていました。
翻訳も良く、日本のお安いポルノ小説群と比べると数段上の仕上がりです。
お薦めです。



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