マイナビ 112ページ 476円+税
10月5日に永眠したアップルの創業者 スティーブ・ジョブズの追悼のためのMac Fanの増刊号。
表裏表紙 それぞれから1ページが始まり中綴じのところで終わるという凝った体裁。一方は「Apple_ism」、他方が「Apple_story」として構成されています。・・・私はこの構成に最後まで気づかず、「ページの編成が下手な雑誌だな」と思い続けていましたが。こちらが後側の表紙です。
Apple_ism
「半歩先の夢の実現」
初代Macintoshが、あまりにも進歩的過ぎたが故に販売が低迷。これが原因となって一旦Appleを去ることになった。大半の人々が判断の付かない製品を出してはなら無いことを学んだスティーブは、10年後に復帰した時にこの反省を踏まえて、半歩先の夢を提示するようになった。
「主要な社内ポジションがCEO直属となる組織」
スティーブが1985年にアップルを辞めざるを得なくなった原因のひとつに、ピラミッド型の官僚的な組織構造があったと考えていた。ピラミッド型では意思決定に関わる回想が多くなりすぎ、プロセスに時間がかかってしまう。また、この階層を上がることがキャリアを積む目的となり、内部的な権力闘争が起こる可能性が高くなる。新生アップルでは、CEOの下に主要な社内ポジションが直結する組織を作り上げた。
「ジョブズのデザイン哲学」
ABS樹脂→ポリカーボネイト・チタン・ステンレス→アルミニウム・ガラス と素材が遷移。ここにはAppleの、すなわちジョブズのデザイン哲学が連綿と続いています。
過去のMac Fan記事からの引用があることは想像していましたが、あまりにも多い。今回の書き下ろし記事が少なすぎます。
特に、3週間前に読んだMac Fan 11月号の記事がそののままで10ページ以上あったのには辟易しました。
過去のページをそのまま使うが故に編集ができず、前後の章とのつながりも悪く、読みにくい。
手抜きしずぎたMook本でした。Mac Fanの購読者は買うまでもありません。
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組織が大きくなればなるほどそれを感じます。
私は元々小さな組織にいて、大きな組織にうつった人間なので、
余計にそう思います。