今年のお泊り登山の絞めとして選んだのは丹沢山。手持ちの百名山本に登山適期が12月初旬
までとなっていたのと、蛭ヶ岳から雄大な富士山を拝みたかったから。
天気が悪いといやなので最近は四日ほど前まで天気予報を見てからバスを予約するようにして
いたら、小田原行の夜行バスが満席に!! 慌ててほかのバスを調べてみたら横浜行の一番
早く着くバスに乗ればそう変わらない時間に着けるので横浜行バスを予約。結果的にそのほうが
安く済んだので良かったかも。
5時20分に横浜に着いたら相鉄線と小田急線を乗り継いで渋沢駅へ。
下車する人のほとんどが登山客なのでちょっとびっくりした。まるで芦屋川駅のよう。(笑)
私が見ていた時刻表では7時18分までないと思っていたら7時2分のバスがあったようでラッキー
にも間に合って大倉登山口へ。10分ほどで到着。200円なり。
朝食にパンを少しかじって準備体操をして登山届を書いたら出発です。(登山口にはトイレもあり
ます。) 登山届には蛭ヶ岳までしかルートが書かれてなかったので西丹沢まで書き足した。
なんでこんな中途半端なルートのみ記載されているんだろ?
とにもかくにも7時30分に出発です。
しばらく車道を進み、途中からなだらかに登る登山道に入る。予定より早く出発できたのであせらず
ゆっくり歩いて行った。
下のほうはまだ秋の装いで紅葉もきれい。よく手入れされた混合林を登っていくと雑事場の平という
まっ平らな尾根道に出てくる。
見晴らし茶屋という小屋の前を通りすぎたらこれまたいきなりの急登が始まる。
通称「バカ尾根」と呼ばれる理由がこれでわかったわ・・・。
我慢して20分ほど登ると、またまた平らな道に。どこかの都会の並木道のような平和さ。
この登山道って極端だな・・・。そしてまた急登、まっ平ら、急登を繰り返す。
下ることは一度もなかったかな。でもなんせ階段が多い!木道も多いし。途中天狗道のような岩場っ
ぽいところもあったりはしたけど、だいたいが階段だった。
そうして花立山荘には10時過ぎに到着。疲れた・・・。そして何故かガスっている!?
今年はガス女は返上したはずだったのに。そして天気予報は晴れ時々曇りのはずなのに~!
果てはあられまで降る始末!
さ、寒っ!そして真っ白。ああああ、富士山はとても見られそうにないよ~。
絶望的な気分になりながら登っていたところ塔ノ岳山頂間近で急に太陽が照りだしてきて・・・
あれ?まだ雲多いけど青空出てるや~ん!! 時刻は10時52分。約3時間20分で到着です。
塔ノ岳の標高は1491mで、大倉登山口が290mだから1200mの標高差を一気に登ってきた
ことになる。アルプス並みだな。
富士山は見えないけどこれから向かう丹沢山などはいい感じに見えてきた。良かった~!
周りのたくさんの登山者もこれには大喜び。
たくさんある階段状のベンチに座ってパンをかじりながら水場の確認をする。
丹沢山系は水がほとんどないらしく、アルプスも真っ青の水の値段なのだ。なんと500ml
で500円!さすがに買う気になれないお値段だ。
今回は蛭ヶ岳山荘には素泊まりで予約していて自炊するつもりだから、今日の飲み水の
ほか、今夜の夕食と明日の朝食分の調理用の水に明日の飲み水も合わせると、2リットル
弱は必要と思われる。
蛭ヶ岳手前の不動の峰あたりにも水場のマークはあるものの地図には涸れることもあると
書いてあったので、通年汲めるという塔ヶ岳の水場で補給することに。
山頂から300m下。
ザックは山頂にデポしていきたかったが、これまでの経験上何が起こるか分からないのですべて
担いで100mほど降りていき、そこに荷物をデポしてから水場へ。ユーシン方面に降りる人はまず
いないと思ってたけど実際は3名ほどすれ違いました。
ここの水場は水量もしっかりしていて汲みやすかったけど、300m下るのはけっこう辛かったかも。
往復30分かかった。
補給した水に加え、今回はお酒も担いできて、自炊道具に6本爪アイゼンや極厚ダウン、インナー
シーツなどいろいろと持ってきていたので結果的にテント泊ぐらいの重さになってしまい・・・。重い。
コースタイムではあと2時間30分。先は長いなあ。
この週末は土日で丹沢山系を縦走してきました。
通称バカ尾根と呼ばれる大倉登山口から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸と登り下りを繰り返して西丹沢へ。
本当に登り下りの繰り返しと階段の多さに参りましたが今年もきれいな富士山が拝めました。
詳細は後日!