風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

大人の遠足-うさぎと廃墟と山登り- その1

2012年12月21日 20時13分48秒 | 番外(日常つらつら)

先週末、クライミング仲間のSさん夫とはっしー、そしてIさんと4人で広島は大久野島へ。

Iさんが廃墟好きというのを聞きつけたSさん夫が企画してくれたというのだが、なぜかテーマは
「うさぎ」。「うさぎの島」大久野島には廃墟もあるらしい。そしてそれに飽きたらず、近くにある
黒滝山と白滝山の2低山も登ってしまおうという「大人の遠足」企画!行場&B級グルメツアー
の次に定番となるのか?!

いつものように5時15分集合で一路広島へ。
大抵7時半頃には現地に到着していたのだが、広島は遠かった。
予定していた8時30分のフェリーに間に合わず。でも15分に1本程度は便があるのでえらく
便利だ。大久野島には住民はおらず、国民休暇村があるだけだというのに。



大久野島へはフェリーと客船が交互に出ているようなのだが、「客船」は思ったより小さかった。(笑)
そして乗り込んでくる人たちの8割は「うさぎ」目当て。なぜ分かるかというと、うさちゃん達のため
にスーパーの袋いっぱいの刻んだにんじんとキャベツを持っているから・・・。

うさちゃんへの餌はSさんがペットショップで売っていた野菜スティック菓子だけで、「負けてる・・・。
うさぎへの愛が負けてるわぁ。」とSさん夫。(笑)

さて、いいお天気の中15分ほど船に乗って桟橋に到着する。果たしてうさぎは??

と思ったら、もういるよ!?



桟橋からお出迎えです。それもあっちから駆けつけてくれる歓迎ぶり。(笑)
ここのルールでは道路で餌をあげてはいけないので、芝生のほうであげるのですが、膝に手を
かけて早くちょうだいよ、とねだります。みんなメロメロです。

慣れた人たちは一番のうさぎスポットである広場に一目散に歩いて行ったので桟橋付近はすぐ
閑散としたのだった。

で、まずは毒ガス資料館へ。入館料100円を払って入ります。
そう。実はこの島、うさぎ島になる前は毒ガス工場の島だったのです。

資料館の中には悲惨な事実がたくさん。こんな時代があったんだなぁ。辛いなあ。今も外国の
戦争ではこんなひどいガス爆弾が使われているんだなあと暗く沈み資料館を出たのですが、
そこにはやっぱりうさちゃん達が待ってるんですな。(笑)

とても暗い気分にはなれない大久野島なのです。
少し進むと左手に運動場のようなところがあって、うさぎで溢れています。うさちゃん達は人を
見るだけで、餌を持っていなくてもかなーり遠く(50m先でも)かけてきまっせ!

その中でもピカイチキュートだったのはこの子!

 あんた美人だねえ!

この子にはみんなメロメロでした。どうしたことか男性陣のほうが癒されているようです。

そして国民宿舎前はうさぎの数のほうが断然人より多いです。



うしろの塊りも全部うさぎ・・・。聞きしに勝る「うさぎ島」です。



なので糞もすごいです。踏まないで歩くことはできません。そして意外とうさちゃんの写真を撮る
のも難しい。なぜなら彼らは私たちがしゃがむと駆け寄ってくるからです!

で、国民宿舎の売店にはオリジナルグッズがけっこう売ってるんだけど、はっしーが来る前から
買うと決めていたTシャツが。バックプリントで「兎人」と書いてあるTシャツ、「うさんちゅTシャツ」
です。(笑) これはここでしか買えないでしょうし、見た人のどれくらいが意味分かるんだろう?

いいかげんうさぎと戯れるのを止めにして、島の高台へ。

少し登るだけでこれだけの光景が見渡せる。なんとも贅沢。



人もあんまり来ないだろうからうさちゃんさすがにいないだろうなと思っていたら・・・

いました!根性のある子。 
それとも一匹狼なのか?

まだまだ続く。