風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

屋久島で元気をもらう旅 その15

2009年03月19日 06時45分20秒 | ハイキング・登山
        

 カフェオレを飲み終えてから、明るいうちにシュラフとマットを敷いておくことに。
 どっちも使うのは初めて。

 まずはマットを開く。自動注入式なので、しばらくするとフカッとしてきた。
 自分でも少し空気を入れて、好みの状態に。
 さらに、お勧めされたモンベルの空気枕を膨らませて150cmのマットとドッキング。
 これで足も出ないし寝るときも楽チンってわけ。
 大きいままパッキングしてきたシュラフをリュックから取り出して寝る準備完了。

                        

 準備はできたけど、まだ明るいので外に出て今度は夕ご飯のカップヌードル用に
お湯を沸かしていると、1人の男の人が現れた。どうやら彼も泊まる気らしい。

 話してみると変な人じゃなさそうだし、良かった。(変な人だったら1人で寝るより
ある意味怖い・・・。)

 でも、彼は部屋を見るなり聞いてきた。
 「・・・この中で寝るんですか? 
  山小屋ってどこもこんなものなんでしょうか?
  高塚小屋を覗いた時に不安にはなったんですけど・・・。」

 というので、

 「ここは山小屋じゃなくて避難小屋ですよ。
  山小屋には管理人さんもいるし、ご飯も出るし布団もあります。その代わり
 お金を払いますけど。」

 (実は同じことをやす君にも聞かれた。ははは。)

 彼は中で寝るくらいならこのテーブルで寝るという。

 外で寒いし、いつ雨が降るか分からないよ。と言うんだけど、「僕、かなり潔癖
 なんで。」と言って、万が一雨が降ったときのために、小屋の中で一番明るい
 部屋を一生懸命置いてあったほうきで掃きだしたのがめちゃおかしかった。

 あとで「できたて屋2」のおばちゃんにこの話をしたら、「そんな人は山に行かな
 きゃいいのに。」と言ってました。(笑)
 

屋久島で元気をもらう旅 その14

2009年03月18日 06時43分35秒 | ハイキング・登山
 さて、白谷山荘ですが、こちら、避難小屋です。けっして山小屋ではありません。

    

           中は写真を撮るのを忘れてしまいました。

 中にはトイレがあってちょっと臭いますが、板間があって、半分に区切られてます。
 左右の奥にそれぞれ部屋があって、二段ベッド状になった寝室になってます。
 避難小屋なのでもちろん電気もありません。でも、トイレはあるし(ペーパーもあ
 る!)、小屋の向かいには水場まであるんだから上等です。

 とりあえず手前の荷物置き場になっているところにリュックを置いたら、濡れた衣
類を奥で着替えて干しておくことに。

 で、今回は暖かかったのでいらないかもと思っていた極厚パタゴニアダウンが、
役に立った。なんせ雨具もフリースも濡れてるから、長袖以外はこれしかなかった
んだな。やっぱり日が暮れてきたら寒いし。

 それにしても、この時間に誰もいないのであれば、今日は1人かも・・・。

 ちょっと心細くなりながら、暗い部屋を出て山荘の前にある大きなテーブルへ。
 まだ明るいので、一服しようと取り出したるはエスビットストーブです。
 いよいよ使う時が。ドキドキ。

 とりあえずコーヒーでも。

 シェラカップに向かいの水場から汲んだばかりの清水を入れ、ストーブには燃料
を2個並べて火をつけた。
 ちゃんと火が着いたのを確認したら、シェラカップを乗せてみる。

   かなり安定感ある!
  で、ちゃんと沸いてきたぞ! わーいわーい!

  なんかめちゃうれしい。お湯沸かすだけだったらバーナーなんていらないじゃん。
 (といってもせいぜい1人分だけど。)

   で、ネスレのカフェオレ1本。

  ちょっとシェラカップのふちが熱いけど、しばらくすれば飲めまする。
  は~、ホッとする。
  でも、心の中はまだ心細い私なのでした。

屋久島で元気をもらう旅 その13

2009年03月17日 07時36分58秒 | ハイキング・登山
  

 たまたま辻峠のベンチで休んでいたカップルにここまでかかった時間を聞いてみると
1時間半ほどで登ってこれたとのことだったので、荷物を峠に置いて結局やす君も太鼓
岩に登る事に。(笑)

 これがまたなかなか険しくって、「やるな、太鼓岩・・・。」と言いながら登る。
 あとで分かったのだが、私達は下り用の道を登ってきたらしい・・・。
 太鼓岩に着いたら、私達より後に登ってきたはずのカップルがいるのでびっくり。

 でも、今日はそのカップルと私達だけで貸切りだった。
                   見よ!この眺め!

  

                やっぱ今日登って正解!

    やす君も自慢できるよ。荒川登山口から縄文杉見に行って、白谷に抜けて
  雲水峡まで1日で帰ってきたって言ったらね。

   ま、時間が無いのでそうゆっくりはしませんでしたが。
   帰りはそのカップルに教えてもらって、登りの道を降りました。

   それから白谷山荘を目指して降りていく。
   でも、足がもうガクガクだ。 実はこのあたりが「もののけ姫の森」と呼ばれ
 ているスポットで景色はいいんだけど、疲れが優先してしまって・・・。見慣れてしま
 ったってのもある。

  

             いや、すごいんですけどね。うん。

  ただ、二人とも思っていたより白谷山荘が遠く感じましたよ。辻峠から15分では
 なかった。私はダレダレだし、やす君はこんなに時間がかかるとなるとバスに間に
 あうか気が気じゃなかっただろう。
  で、七本杉が見えたところでようやっと白谷山荘に到着。・・・つ、疲れた。

  ここでやす君とお別れ。またどこかで会えるといいねえ。

                        


屋久島で元気をもらう旅 その12

2009年03月16日 21時49分19秒 | ハイキング・登山
 縄文杉からの帰りはさらに天気がよく、登ってくる人とすれ違いながらカメラに
収めていった。

  

       
  さっきも通った道なのに、逆に見るとまた面白く、飽きない。

  

   長い下りの階段を降りてくると、ウィルソン杉まで来てしまった。

   ここで、縄文杉のお昼の時に一緒になった男の子と再開。一緒に歩くことに。
 名前は「やす君」。二人で話しながら歩いていると、あっというまに大杉歩道口に。

  トイレ休憩のあと、やす君はそのまま帰るには早すぎるし、本は持ってきたけど
 どうしたものか迷っていたので、一緒に白谷へ抜けようよ!と提案(強制?)。

  白谷雲水峡の最終バスは16:30。辻峠に抜ける楠川分かれに着いたのが13
 時30分。あと3時間で白谷雲水峡まで行けるのか微妙だけど、やす君はO型な
 ので、人の誘いに乗りやすいようです。(笑)

  私は今日は小屋どまりで余裕なので、明日登る予定だった太鼓岩に天気のよい
 今日のうちに登る事に。やす君はそこの分岐で白谷に降りるとのこと。
  辻峠は最初は緩やかだったのに、後半はけっこうきつい登りでひいひい。

  でも、最後のほうでとんでもない岩に遭遇!

  

  
   なんだこれ~? でかいのなんの!
   でも地図にも載っていない名も無き岩です。
   ある意味縄文杉より感動したと二人で大喜び。

   で、かなり疲れたところで辻峠に到着。時間を見ると2時10分。
   さあどうするやす君。タイムリミットまであと2時間20分だよ。


お水取りに行ってきました。

2009年03月15日 20時18分04秒 | 番外(日常つらつら)
 この3月で国に帰るという外国人の友達を連れて、奈良に行ってきました。
 一度も行ったことがないとのことで、ベーシックに東大寺と春日大社へ。
 もちろんお昼は志津香の釜めしです。

 で、最後にお水取りのお松明を見に行くことにしたのですが、二月堂の食堂で5時
には出ないと真下で見られないよと言われ、しぶしぶ出て行ったのです。
 というのも、昨日はめちゃくちゃ寒かった・・・。

 最終日のためかお松明は18:30からだったので、1時間半も外で待たなくてはな
らなかった。でも、おかげで二月堂の真下に陣取ることができた。
 それからの1時間半が長かったこと!そして劇サムッ!

 周りはえらい混雑に。

 早く始まって~!と祈っていたら、周りのライトが消されて大きなお松明が階段下
から上がって来ました。想像以上に火が上がっていて、思いっきり階段の屋根に

 火が当たってるよ!  

 全部で10本のお松明が二月堂に勢ぞろいすると、さすがに暖か~い。

 

  お水取りじゃ~!! まさか本当にこんな絶好のポジションにいられるとは。

  そして10本揃って回転!

 
                 わ~っ、すごーい!

  でも、火の粉は風向きが悪かったのか、全然当たりませんでした。
  しかし、満足です。1時間半待ったかいがありました。
  友達もすごく喜んでくれて、良かったですよ。はい。

  帰りは「冷たい雨!冷たいみいちゃん!」と途中でメールをくれたRさんと(笑)
 電車で待ち合わせて神戸まで一緒に帰りました。Rさんは今頃松山で道後温泉に
 浸かっていることでしょう。

屋久島で元気をもらう旅 その11

2009年03月14日 08時20分32秒 | ハイキング・登山
  
  東屋に荷物を置き、さっそくお昼をいただきまーす。 
  ん、おいし♪

  食べている途中で男子学生グループは出て行き、私ともう一人の男の子が
 残ったので話をしてみると、彼も同じ「兵庫」から来たとのこと。大学を1年休学
 して、海外や日本をうろうろバックパッキングで周っているのだそうだ。
  そうそう、大学生なら深夜特急みたいな旅しようぜ~!

  彼も縄文杉トレッキングが思っていたより楽ちんだったようで、帰りのバスが
 5時までないのでどうしようかと言っていた。

  お弁当を食べ終わったころ、別の団体がどんどん到着し始めたので席を譲る
 ことに。

    屋久シカも登場。

  私は時間もあるしゆっくりしても良かったんだけど、もともと日程がきついし、
 縄文杉の展望台まで戻ってみるとますます人が増えていて、ゆっくり見れる感じ
 ではなかったので早めに出立することにした。なので実質このあたりにいたのは
 30分。 

  屋久島ガイドさんのページとかにはせっかく往復10時間もかけて行くのに、30
 分や1時間で帰ってくるのはもったいない!と書いているけど、私は縄文杉だけ
 が見所じゃないこのコースは普通に山を登っている人なら日帰りでもゆっくりと
 全コースを楽しんで見て周れるなあと思いましたよ。

  

  で、縄文杉とバイバイして、もと来た道を戻ります。
  また、今度、宮之浦岳縦走に来る時に会いましょう!

  

屋久島で元気をもらう旅 その10

2009年03月13日 20時06分14秒 | ハイキング・登山

 大王杉を過ぎてしばらく行くと、今度は夫婦杉が登場。

   手つないでるわ。

  根元から2本生えている夫婦と呼ばれる木はよくあるけど、こんなふうなのは
 初めて見るなあ。

  さらに今回のルート上でもっとも元気な木が。

   つるつるのピカピカよ。
  これって杉じゃあないんだろうか?名も無い木なので分からないなあ。
  そしてそして、これ、くぐり杉。

    た、楽しい♪
        
  

    (彦麻呂風に) まるで 森の ディズニーランドやぁ! 

   いやあ、縄文杉見に行く人って、誰も想像してないと思うわ。
   こんなに道中が楽しいとは!

   で、目の前にデッキが見えてきました。もしやここがゴールの縄文杉なのか?

    ドカーンっと縄文杉登場です。

   時刻は10時20分。4時間で着きました。予定より1時間早いなあ。
   会えましたねえ。縄文杉。 でも、そんなに感動しないのはやはりそれまで
  にたくさんステキな木々を見てきたからでしょうか?
   ちょっとデッキから縄文杉が離れてるのもあって、いまいち大きさが分からな
  いってのもあるかな? すごく見やすかったけど。

   静かに見たかったけど大学生らしき男の子達がうるさく騒いで上がってきた
  ので、もういいわ。

   お昼ご飯を食べるためにデッキから50mほど入ったところにある東屋に行っ
  たら、そこにも別の男子学生達がいて、たばこを吸っていたのでさらに

   それにしてもどうして最近の男の子達って、一人で行動できないんですかね?
   カップルならまだ分かるんだけど、男の子だけの4,5人つるんでる姿って、
  女子高校生化してるよ。


屋久島で元気をもらう旅 その9

2009年03月12日 06時16分12秒 | ハイキング・登山
    
  いい休憩場所になっているウィルソン株を後に、縄文杉を目指して歩きます。

  このあたりから本当にいい感じに晴れて、もうカメラを出したり入れたりで大忙
 し!(笑)
  縄文杉以外に大きな杉があるだろうことは分かってたけど、森全体がこうも素
 晴らしいとは思ってなかった。まして晴れるとも・・・。

  人はそれなりにいるけど、一人静かに歩ける時間も十分あって、一人で来て
 本当に良かったなと思った。

  この美しい森を独り占め 
  道も木道でしっかりしてるから、カメラ出しても危なくないし。

  杉ばかりではなく多種の木々が混ざって形成されているので森が明るい。
  それだけじゃなく、人の手でちゃんと伐採がされたおかげで光の入るいい森に
 なってるんだろうな。林業は悪いことばかりじゃない。

   ヒメシャラも屋久島の森の特徴

  立ち止まっては写真ばっかり撮ってるもんだから、到着時間遅くなりそうだな。
  なんて思いながらも少しずつ進んで行くと、大王杉に到着。

  周囲12.6mの大王杉 

  縄文杉が見つかるまでは屋久島最大と言われていたらしい。
  大王杉は道のすぐ横に立っていて触ることもできるよ。

  それにしても、あとどれくらいなのか全然読めない。
  読めなくてもいいってくらい、最高に楽しい♪

  屋久島に呼ばれたんだなあ、としみじみと思った。
  

おかだとよいち「四国八十八ヶ所遍路旅」個展の開催について

2009年03月11日 07時40分33秒 | お四国以外の四国
 ステキなお遍路の絵を書いているおかだとよいちさんの個展が今月末から須磨
で開催されます。

 日時:平成21年3月29日(日)~5月31日(日)
    平日9時~18時 土日・祝日9時~16時

 場所:すま障害者地域生活支援センター
    まちかどギャラリー
    TEL:078-735-3833
    (市営地下鉄板宿駅 南4番出口すぐ)

  

 展示する絵は数週間ごとに替わります。

 3月29日~4月19日 徳島県~高知県

 4月20日~5月10日 愛媛県~香川県

 5月11日~5月31日 香川県~和歌山県~高野山

                  

 入場無料です。

 なかなかこんな長期間ゆっくりと全部の絵を見られる機会はないので、ぜひ
機会があれば見に来てください。
 場所も三ノ宮から地下鉄西神中央行きで1本、15分ほどです。