風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

椿堂へ

2006年09月04日 08時20分56秒 | 2004年おへんろ日記(愛媛編)

 朝起きて朝ご飯を食べに階下に降りると,びっくりするほどのご馳走が!
 これって,朝食?! 
 朝から何種類ものおかずが小皿に用意されていて目移りするほど。
(これで朝食なら夕食は,,,。食べたかったなあ。

 昨日一昨日と精神的に悶々とすることが多かったけど,今日は天気もいいし,椿堂
に着いたらご住職に昨日のことあやまろう!と,かなり前向きになっていた。朝食の
おかげ?(笑)

 一野屋旅館を出発して,朝一番の車道を一人歩く。
 ひんやりした空気が気分をシャキッとさせてくれる。気持ちいい。
 途中から登り坂になりしばらく歩いたら椿堂に到着。

 誰もまだお参りしていないらしい。
 鐘を鳴らしてから本堂・大師堂にお参りする。大師堂は出来たばかりのピカピカだ。
 あとで聞いたことだが,ここのお大師さんはとても小さかったので新たにお大師さん
の像を建立中で今のお大師さんはその中に入れる予定だとのことだった。
 お参りが済んで納経所に行くと,ごぜ三味線の月岡さんの本にも載っていた黄色に
ツバキが赤く染め抜かれた手ぬぐいが売っていたのでつい購入。(笑)

                     

 ご住職自身が納経されていて,お接待にコーヒーをいただいた。
 「昨日電話した者ですが,すみませんでした。
 というと,
 「ああ,大丈夫だった? 
  大師堂を作る時に通夜堂を潰しちゃったんで,今は泊まれないんだよね。
 本当に歩いている人が通夜堂を使うんならいいけど,昨日泊まっておいて,また
 2日後に来て逆打ちで打ち戻ってきた,とかいう人とかもいてねえ。(笑)」

  そっかあ。そういう人達が増えてるみたいで,今までは泊まれていた通夜堂や
 接待所が,結局泊まれなくなるし,お遍路全体のイメージも悪くなってるのね。
 いろいろと話していると,ご住職の娘さん達がろうそく立てや線香立てを掃除し始めた。
  えらいっ!!
  なんかほのぼのしていいわあ。

  で,自然に今日の歩く道の話しになったら,ご住職が
  「 曼陀峠の道,土砂崩れとか起こすような道じゃないし,僕が言ったところ
   から入ればまず問題ないと思うんだよねえ。
    僕もよく雲辺寺まで歩いていくんだけど,台風のあとはなかなか歩けなくて。
   歩いてくれて状況教えてくれると,今後のお遍路さんにも教えてあげられるん
   だけどなあ。(チラリ、、)」           

   と,期待のまなざし?(笑)

  「昨日の子は,僕が道教えたんだけど入り口を間違えたんじゃないかな?
   保存協力会の曼陀峠へのの道しるべを通り過ぎて,しばらく車道を行くと『喫茶
   ジャンプ』って廃屋の手前の道から入れば大丈夫。
   うちも道しるべ立ててるから。
   四国のみちの道しるべに沿っていけば雲辺寺に行けるから。
   途中の分岐を見落とす人が多いから気をつけて。
   自然歩道の道しるべもあって,間違えて道なりにいく人が多いんだよね。」

      こうなったら行くっきゃないでしょう!

   「分かりました!じゃあ、曼陀峠の道を歩いて、また報告しますね。

   うっしゃあ!やるぞ!


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