風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

初めての自力テント泊 in 坊がつる その7

2011年05月10日 06時52分40秒 | ハイキング・登山

テン場に戻ると風の中テントを撤収し、長者原へ。法華院温泉で九州横断バスに電話してみると
次は12:21に登山口発らしく、当日予約は出来ないが空きがあるので乗れますからとのこと
だった。

坊がつるは10時前には出発したので十分時間があり、急がず進んでいった。

そうして長者原に11:50頃に到着。もしかしたらヒッチハイクでもしていないかもと思っていた
デンマーク人はしっかり待っていた。(笑) なぜかお礼(?)に珈琲をおごってくれ、一緒にバス
に乗り込む。

ノープランという彼は結局別府に付いて来たので、キャンセルが出たということで奇跡的に空
いていたビジネスホテルを一緒に予約し、さらに一緒に夕食を食べに行くことに。

その前にお風呂!ということで行きました。別府駅前の名物「竹瓦温泉」。



まるで道後温泉のようだとI姉さん。まあそこまで大きくはないけど、建物はいい感じだよね。



中も昭和(いやもっと前か?)な感じでステキ。入湯料はなんと100円!安い。もちろんシャン
プーやリンス、石鹸は持参しなければならないけど。昔の施設らしく、脱衣所に入ると2階になって
いて、階段で1階の湯船に行くようになっている。おかげで天井が高い。湯船も深めです。

本当は砂湯をしたかったんだけど、人気のため1時間待ちなうえ、先にお風呂に入ることも出
来ずに待合室で待ち続けなければないらしいのであきらめることに。

で、お風呂だけ入ったらそのまま駅前の居酒屋さんに適当に入って大分名物「とり天」や「琉球」、
「きびなごのお刺身」などに舌鼓を打ちながらデンマーク人との会話を楽しんだのであった。

なんでも彼はちょこっと仕事、あとはデザインのヒントを得るべく5週間も日本国内を旅行する
らしい。基本的にノープランなので法華院温泉の前は米農家の家に泊まったとのこと。いきさ
つは長いのでカットするが、行き当たりバッタリとはこのことか、という感じで旅を楽しんでいる
模様。ノープランで動けるその性格がうらやましいわ。

で、居酒屋から帰ったあとI姉さんは急用が入ってその日のうちに家に帰ってしまった!
うーん、鉄輪温泉はI姉さんを連れて行ってあげたかっただけだし、一人で行ってもね・・・。
ということで1日早く帰る事に。

次の日の朝、デンマーク人にそのことを告げ、フェリーの時間までは一緒に観光することに。
そして向かったのは亀川温泉にある「別府海浜砂湯」だ。まだ砂湯はあきらめてなかったのだ。(笑)

砂湯と言えば指宿が有名だが、大分でも出来るとは知らなかった。
ここは本当に砂浜でやってるわけじゃないけど、目の前は海なので砂湯に入れば海が見える。



どうも2面ある砂場(?)の片面にお湯を入れている間に馴らしたほうのもう1面で砂湯をする
らしい。

で、着いたのは11時半過ぎだったのだがなんと1時間半待ちとのこと!こちらも時間が来る
まで待合室で待たないとダメといわれどうしようかと思ったがせっかく来たので待つことに。

代金は1000円です。「先にお昼食べてきてもいいですか?」と聞いたら、「お昼なんて食べた
ら吐くからダメ。」と言われた。えっマジで?砂の重みで圧迫されるらしい。

13時まで動けないなと思っていたのだが、順番になって呼ばれても来ないお客さんがいたら
しく、受付のおばちゃんが気を利かせて先に入れてくれた。ラッキー。外国人パワーだな。(笑)

砂湯用の浴衣をもらい脱衣所へ行き、浴衣に着替えたらカメラを持って外へ。
カメラは砂湯している間に「砂かけさん」が撮ってくれるのだそう。

砂かけさんに言われた場所に寝転ぶと、少しずつ温泉が染み込んだ砂をかけてもらう。これが
けっこう重い!確かにお昼食べてたら吐くかも・・・。

と、デンマーク人も大きなビデオを持って現れた。邪魔にならないところにカメラを設置してから
自分も砂湯開始。初めての体験に大喜びだ。



なんだかミイラになった気分で30分ほど蒸される。これがけっこう気持ちよくって寝ちゃいそう。
実際砂かけさんは時間になったら「おはようございまーす。」と言っていた。

時間になったら自力で脱出し、男女別の内湯にあるシャワーで砂を流して体を洗って終了です。
内湯は温泉かもしれないけど、ゆっくり浸かるようなところではないですね。あくまでも砂湯の
砂を落とす場所です。

それにしても楽しい経験でした。お勧めです。

本当は白いお湯に入りたいというので明礬温泉に連れて行ってあげるつもりだったのだが
フェリーの時間が迫っていたのでやめて、お茶してお別れした。

いろんな意味で思い出深い旅になりました。

もっと鍛えて、ちゃんとテント泊するぞ!


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