２００９年夏山（燕～大天井～常念～蝶ヶ岳縦走） その１４

　最終日は朝起きるまでもなく、夜中から雨がザーッと降っており、もう天気が悪い
のはわかりきっていた。は～、やだなあ。

　食堂にて５時過ぎから朝ごはん。全体的にくらーい雰囲気が漂っている。

　　　　　　　

　私たちも昨日のうちに今日の下山ルートがどのような感じで、雨の影響で渡渉箇所
が大丈夫なのかどうか聞いてみたかったのだが、この山小屋にはそういうアドバイス
をしてくれる人がいないのだった。

　これから常念岳に向かう予定の人達のうちでも大雪山の遭難死から１ヶ月も経っ
ていないので大事を取って下山するグループもいれば、予定通り進むグループも。
　雨はともかく稜線だから雷が落ちたら怖いよなあ？もう雨が降ってたら雷はあまり
落ちないのか？常念岳まではしんどいだろうなあ。

　で、着替えを済ませ、下山する三股には公共交通機関がないのでタクシーを予約
する。本当は他のグループと相乗りできれば安く済むんだけど見つけられなかった。
　三股の駐車場までは地図では３時間１０分だけど、この天候なので余裕を持って
１０時半にお迎えを頼んだ。

　で、その時あるおじさんが三股に降りられるようだったので道の状況を聞いたとこ
ろ一緒に降りますか？と申し出てくれた。
　わ～助かる～！ありがとうございます！
　おじさんによるとやはり渡渉箇所があるので早めに出発したほうがよいとのこと。
　夜光虫さんを急かして５時５０分に出発！

　外は思ったより雨足は強くなかったけど、雨は雨。でも最初から分かってるから
あきらめもつくと言うもの。

　下山道にはたくさんの花が。

　意外にもお花畑が広がっていた。コバイケイソウがたくさん咲いている。

　　大滝山と三股の分岐

　地図ではきつそうな登山道。やっぱりけっこうきつかった。
　でも、おじさんがゆっくり歩いてくれるので思ったよりしんどくない。

　この登山道も燕岳と同様にベンチが設置されていていい目印になった。
　地図にも載ってるといいのにな。

　　最終ベンチ　６時１３分

　　？ベンチ　６時４２分

　けっこう狭いところもあって、段差もきついところがある。まめうち平までは地図で
は１時間２０分とあるが、他の人のブログを見ると２時間かかるようだ。

　うんざりするほど下っていくと、やっとこさ平らなところに出た。

　　７：２７　出発から１時間半

　道はドロドロ。でも平らでホッとする。ここで休憩している他の登山客と会った。
　みんな疲れたらしく、タバコで一服していた。

　　７：４６　まめうち平着

　やっぱりまめうち平までは２時間ってことね。
　休憩したいけど雨が強いし、渡渉のこともあるので先を急ぐ。

　おじさんは疲れてきたのか、私達に先頭になるようにとのこと。
　まめうち平から１時間で渡渉箇所でもある力水の場所に到着。

　　８：４０着　

　蝶ヶ岳ヒュッテでは水も有料だったので（ビールとチュウハイ以外は）買わなかった
から、ここで水を補給。

　ゴールが見えてきてホッとしたのか、おじさんがここで転倒。

　　　　だ、だいじょうぶですか！？

　　ずーっと歩き詰めでろくに休憩もしなかったから。おじさんごめんなさい。
　　幸い大きなケガはなかった。良かった。
　　タクシーの予約時間までは十分余裕があるし、渡渉箇所も渡れそうだから、
　ここからはゆっくり歩きましょう。
　　ゴールはもうすぐ。