風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

八が岳縦走 その3

2014年08月22日 21時57分30秒 | ハイキング・登山

横岳の核心部を過ぎると硫黄岳に向かうなだらかな下り道の両側にはネットが張られていて、最近山でも鹿の食害が
ひどいというのでてっきり鹿よけネットだと思っていたら、よく見ると・・・



え~!!これ全部コマクサ!?す、すごい!今まで見たことない規模のコマクサが咲いてる。
ネットは人間避けだわ。(笑)すごくなだらかだから簡単に入っていけるし、盗掘やら写真撮影で踏み込んで
荒らされないようにだろうなあ。 

あ~、でもこれを見たら最盛期に来ないと、と思っちゃう。8月上旬が見頃かしら?



かろうじてあんまり枯れてないものを撮影。ほかにオンタデもちらほら。

ここからなだらかに下って行き、硫黄岳山荘を通り過ぎると登りに。



              まっしろ~!!ケルンなかったら全然分からん。

ガスの中をダラダラと登っていくと硫黄岳の山頂に着いた。7時32分着。



広~い。これは迷うかも。特に冬は山頂がどこか分かるんだろうか?
そして風が強い。でも風を避ける場所は奥にある小さな小屋くらい。

で、コース変更がきくのは硫黄岳までで、ここから夏沢峠へ行くと必ず渋の湯まで行かなければならないけれど
コースタイムはここから黒百合ヒュッテまで3時間5分、黒百合ヒュッテから渋の湯まで1時間45分の約5時間
だから、順調にいけば13時までには下山できるので温泉に入っても14時50分発のバスには十分間に合うと
思ったので予定通り夏沢峠方面へ。



下っていくとガスが晴れて青空が。



でも天狗岳方面はガスの中~。ま、雨じゃないけど、でももうちょっと晴れると思ったんだけどなあ。
ここから下りきった夏沢峠で少し休憩し、根石岳山荘を目指して樹林帯を登っていく。さすがに暑いので
途中でウィンドブレーカーも脱いで半袖1枚になって進むと、根石岳山荘は登山道からほんの少し離れた
ところにあったので寄らずにそのまま進むことに。



ここも真っ白。根石岳の山頂を過ぎて反対側に出たら急にガスが晴れて天狗岳が見えた時には大喜び。



抜きつ抜かれつ来ていたお兄さんもうれしそうにカメラを出しては撮っている。
お互いちゃんとルートを外さずに来れているかも心配だったので、無事にここまで来れてよかった、前後で歩いて
くれてありがとう、とお互いにお礼を言う。この人は天狗岳に登ったら稲子湯に降りるそうで、天狗岳でお別れした。



冬にみねりんさんと登った東天狗岳山頂には9時23分に到着。あれ~?10時くらいまでかかると思ってたんだ
けど、どうやらまた地図のコースタイム表示が間違っていたよう・・・。

記念撮影のあと、ちょっとだけ休憩し、黒百合ヒュッテに向かう。
冬の時と違って岩場を降りていくのでけっこう面倒くさい。岩以外の場所はドロドロだったりするので岩の上を
跳んでいかないといけないし。



登山道脇にはキオンやオンタデなどのお花が咲いていて、クジャクチョウやミツバチたちが群れていた。



あ~、こんな景色だったなあ。雪の時のほうがテンションは上がるけど、みどりいっぱいのこの景色も悪くない。

そうして50分で黒百合ヒュッテ着。まだ10時30分なのと渋の湯に降りてもお昼を食べることはできないので
ここでカレーを食べることに。ご褒美はコカコーラ♪ 400円なり。



疲れた体にコカコーラは染みわたるねえ。でもコーラを飲むとおなか一杯になるので、カレーのご飯は少なめにして
もらう。



カレーはシンプル。800円なり。 

休憩しているおばさんが「こんなところで何のために泊まるのかしら?」とか言ってたけど、冬は満員ですよ~。

そうして11時には出発。小屋からの下りは冬とはまったく違って、ずーっとゴロゴロの岩場を行かねばならず、最後の
下りの2時間が疲れる~。



だんだん集中力もなくなってきて滑りやすくなったりして。もともと右足首は捻挫しやすいもんだからいけない。
我慢我慢の下りでした。1時間40分後の12時40分に渋の湯着。



看板一緒だわ。(笑) ちなみに渋の湯の日帰り入浴は15時まで。
14時30分頃に到着したご夫婦はバスをやめてタクシーにしてでも温泉に入るつもりだったけど、15時までと分かって
ガッカリしてた。他にもそんな人たちが数名。やっぱりさっぱりして帰りたいもんね。

さて、私は無事予定通りの縦走ができたのですごく満足!来てよかった。

あとは9月3連休に剣岳だ!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿