風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

白馬岳登山&りこぼでまったりの旅 その13

2007年08月20日 07時35分09秒 | ハイキング・登山

 さて、乗鞍のケルンをあとに、平坦な岩場を歩いていくとハクサンシャクナゲが
ちらほら咲いていた。

        

 それにしてもレインパンツを脱いだら涼しいわあ~。

 で、いよいよ急な下りかと思ったら、その前に雪渓渡りが。
 乗鞍で雪渓が残っているっていうのはここのことだったのか。
 距離としては20m程度かなと思うんだけど、ロープが貼ってあってみんなその
ロープを手に持ってアイゼンも着けずに歩いている。
 でも、下りだから滑りそうだなあ。どうしようかなあ?
 ま、滑ってもしりもちつく位で滑り落ちるようなところではないから大丈夫か。

 ということで、ロープを手に登りの人が付けた足跡に沿って下っていったのだけど、
ロープを複数で持ってるため、横振りされて結局しりもちをついてしまった。
 ロープは積雪が多いときの目印であって、手に持つためのものではないらしい。
 それにロープに雪が付いてめっちゃ冷たい~!!手袋するんだった!

 それでもなんとか向こう岸にたどり着いてホッと一息。
 ここからは本当にすごい岩場だ。印がしてあってもかなり進むのに悪戦苦闘する。
 こけたら怪我するなあ、これは。

 ここで福島からの団体さんと一緒になったのだけど、この団体が本当にいい感じ
のグループなんだ。
 よくある中高年のグループなんだけど、ノリがっていうんでしょうか。
 主張の強い人がいるわけでもなく、みんなちゃんと団体の規律を守りつつ、楽しん
で登山をしているのが伝わってくるっていうか。
 ああ、こんなグループとだったら毎回登山に行ってもいいかも~と思った。

          

  大きな岩場から少し小さな岩になり、でも急な下りでだんだん足ががくがくして
くる。福島の団体さんに混じっていたら、前に来たことのある人達の誘導に従って
歩くことが出来たのでかなり安心して下っていけた。ありがとう!
  が、天狗原が眼下に見えてきた頃、突然雨が!やはり来たか~!?

  急いで雨具を着込むと、これまた急いで残りの岩場を下っていく。
  幸い雨は大したことはなく、風も強くなかったので無事降りることはできたけど、
かなり長い道のりだった。なかなか着かないんだよ、あの木道に・・・。
  最後の方は沢みたいになっていて、何人もの人が歩いたから石が濡れて滑り
そう~!

  天狗原まであと少しってところで前方を歩いていた人が「あと50mで木道!」っ
て叫んだのを聞いて、つい焦って水に足を突っ込んだ人も。
  いかん、集中集中!

  やっとこさ天狗原の木道に到着。は~、しんどかった。
  ここに着く頃には雨も止んだので良かった。ここで降ったら湿原だから遮るもの
もないしね。

           

         天狗原には湿原らしくわたすげが揺れていた。
        数年前に行った立山の弥陀ヶ原を思い出すなあ。