風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

白馬岳登山&りこぼでまったりの旅 その9

2007年08月15日 08時18分15秒 | ハイキング・登山

 次の日の朝,どこの山小屋でもそうだけどご来光を見に行く人達の準備する音で
目が覚める。まだ3時40分だよ~。(笑)
 観念して起きると,せっかく時間も出来たので朝食を食べたらすぐ出発できるよう
身支度を整えることに。
 窓の外を見てみたら,意外にも霧が晴れてるっぽい?!
 どうしようかなと一瞬だけ思ったものの,今日は行程も長いので朝食食べ終わる
のが遅くなって出発に影響するよりはと思い断念。

 それにしてもなんだか気持ち悪いなあ・・・。
 寝てる間に高山病になったんだろうか?
 水分足りないからかも!と思いペットボトルの水を飲むも,さらに悪化!

 朝ご飯なんて食べる気になれない・・・けど,ここで食べないとバテちゃいそう。
 ということで無理して朝食を食べるべく本館に行ったけど食べる前に吐いちゃっ
た。 (汚くてすんません。
 でも,昨日の夕食を消化してないって訳ではなくてたんに水飲み過ぎたからって
感じ。

 で,気分が悪いまま朝食の列に並び,最初の回に食べられることになった。
 朝ご飯もいろんなおかずが出ていたけど,卵焼きとか2つくらいだけおかずを
取り,ごはんもほんのちょっと,みそ汁は止めとこうかと思っていたら,向かいの
お客さんが,
  「つぎましょうか?」と言ってくれたため,いりませんとは言えず
  お玉2杯も注がれてしまい,ひ~っと心の中で叫んでいた。(笑)

 必死の思いで朝ご飯を食べ,気分が悪いまま出発の準備をする。
 頂上はもうすぐだし,すぐ下れば気分も良くなるだろうと自分を励まし5時半に
出発。
                       

 どうやら晴れたのはご来光の時だけで,その後はまたガスってしまった模様。
 ご来光見られた人はラッキーだったんでは?

 山小屋でも今日の天候は昨日と変わらず不安定で,昨日より雷が発生する
可能性が高いので特に乗鞍からの下りで雷に遭わないよう早めに下山すること,
とのアドバイスを受けた。
 ペースを早く!ということではなく,寄り道しすぎないようにということでした。

 これは肝に銘じて出発したはずが,宿舎を出て頂上までの道からすでに満開の
お花畑で,そこかしこにお花が咲いていてついつい足を止めちゃうのよ・・・。
 霧はかかっているものの雨も降っていないし,なかなかいいんでないの?
 そうしてしばらく歩いて振り返ると私たちが泊まった頂上宿舎が見えた。

         

        さらに歩くと,右手に遙か下まで切り立った断崖絶壁が!
 
       

                うわ~,すげ~!
       雲海でその下が見えないけど,どんだけ~?

  っていうか,たまおさん,この写真は旦那さんには見せられませんな。
  もう山には行かせないって言われるかも。(笑)
  で,15分ほどで白馬山荘前に到着。
  ここにはこれから出発するグループがたくさんいました。
  今考えたら少しだけ売店に寄って,おみやげとか見てきたら良かったなあと
 思うんだけど,すっかり気分は舞い上がってて忘れてた。

  頂上はここからさらに15分ほど登ったところ。この周りもお花だらけ。
  たまおさん 「あれがうるっぷ草かしら?
  私 「え~,大きすぎるでしょう。うるっぷ草って先が三角ぽいやつでしょ?

  草花の知識乏しい私たちですが,昨日楽しめなかったお花を今日ゆっくり見ら
 れたことがうれしくってこんな会話をしながら頂上を目指します。
  そうして6時10分に白馬岳山頂に到着!
  山頂は黒山の人だかり。(笑) 人は見えども視界はなし!ガスってます~。
  それでもみんな山頂の標識と写真を撮ろうと待ちかまえているのですが,もの
すごい自分勝手なおじさんが,
  「はい,どいて~! (と,自分以外の人を退けさせて一人で独占。)」
 
  そうして撮ったあと画像をチェックし,満足いかなかったらしく,さらに

  「はい,どいて~!(と,また自分で独占・・・。)」

  他の人は周りが待っているので自分たちだけじゃなくってもなんとかアングルを
変えて撮ろうと努力しているのに,このおじさんふざけるなっつーの!
  そのくせ撮り終わったあとには,「ま,俺もう2回は来てるからいいけど。
  じゃあ撮るな~!
  世の中にはどこにでも信じられないくらい自己チューな人がいるのね。