Rさんと二人で4番へ行く遍路道へ。
左手には畑が広がり,なんとも言えない田舎の
風景。途中民家の敷地内を抜けたりしつつ,1巡
目に間違った愛染院の道も無事通過。
秋でも,たくさんの花が咲いていて,目を楽しませて
くれた。
この先で,例の男の子が挨拶のお接待。
なごみました。
結局4番についたのは,3時前くらいだっただろうか?
みんな納経も終わらせていて,遅れた私は急いでお参り
を済ませて納経に並んでいたら,みんなはこれからお経を
あげるのだった。
正直言って,お参りする前に納経することはしたくない。
納経することが目的になるような気がするから。
でも,今回は30人もの人がいっぺんに納経するのだから
しょうがないのかな,,。
さて,お参りもみんな済ませて次のお寺に出発しようとした
ところ,いきなりテレビの取材が来た。
案の定,断りもなく勝手にカメラを回して,ぶしつけに
「へんろの目的は?」とか聞いている。
私はこういうのは嫌いだ。
せっかくへんろに来ているのに,台無しになるような気が
してYさんに訪ねてみたら,まったくのアポなしとのこと。
私たちの仲間の中にはカメラに写るのが嫌で泣いてしまう
人もいた。本当に悪いことをしたなと思う。
取材ならなんでもしていいと思っているところがテレビには
特にあると思う。
テレビや新聞に都合のよい「歩き遍路像」を作ろうとして
いるのがなおのこと分かるだけに,腹が立つ!
へんろ中は腹立てちゃいけないんだけどね。