
渓谷と側面の石積みとリョウブやツツジを見ながら歩いて行くと、分岐に出た。

どちらがよいのかよく分からなかったけど、どっちも銅山越まで50分だったので
寛政谷木方経由を行くことに。あとで調べたら目出度町は銅山のメインストリート
だったようだ。
ここからは傾斜が少しきつくなり、高度を稼いでいく。
ドンドン登っていくと別子銅山で初めて開かれた坑道である「歓喜抗」に着いた。
きれいに整備されていた。

ここにベンチがあったので少しだけ休憩し、先に進む。
この先に「銅山越近道」と「牛車道跡経由」の分岐があったのでIさんにどちらに
行きたいか聞くと、ゆるやかな方がいいというので牛車道跡を選んだ。
この道は緩やかだけど、今までの道と雰囲気はガラッと変わり、急に本格的な
山に来たような気分になった。というのも、今までは緑の山という感じだったのに、
急に岩山っぽくなったので。
そして下方には昔火事で無くなった人達を弔う「蘭塔場」が山に抱かれて見えた。

このあたりで1200mほどだろうか。周りの山も高いので、すごいところに
来た気分になる。気持ちいいぞ~!

だけど、木が無くなった分直射日光で暑~い・・・。


それでもがんばって登る。
このあたりからツガザクラの群生が始まるらしく、まだ花は咲いていないもの
の葉は見ることが出来た。ちなみにツガザクラの花はこんな感じ。

あと2週間ほどしたら見頃を迎えるのだろう。そのあとはアカモノが。見に行き
たいものだ。
ここから5分ほどで銅山越に着いた。
峠のお地蔵さん。

この銅山越の道が開かれたおかげで、銅山で採れた銅を新居浜に早く持って
行くことが出来たらしいが、よく持って行ったものだと感心する。

銅山峰1294m

標識も銅で作られていて、ツガザクラやアカモノが彫られていてかわいかった。
12時50分到着。だいぶゆっくりだけど、今日はここから2時間ほど下った東平
で泊まるのでよいのだ。
お昼を食べながら、考えるのは山登りのあとの一杯。(笑)
この下の銅山峰ヒュッテにビールがあるといいなあ。
