goo blog サービス終了のお知らせ 

風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

熊野古道(大雲取・小雲取)を歩く その3

2007年03月07日 21時19分09秒 | 古道を歩く
 階段を降りていき、宿坊の門をくぐって玄関へ。きれいなお庭です。
 玄関に入ると,スリッパが4組。 ふむ,私たちの他にはあと1人かな?

 すいませーん,と声をかけると奥から管理人さんが出てきてくれた。
  そして案内してもらったお部屋は、二間続きの床の間付きのお部屋でした。
 広~い!部屋の外の廊下からはちゃんと瀧が見えます。
 そんでもって、瀧の反対側には山並みの間から海が見えるのでした。
 うーん、すばらしい。
 平日だったから一番いい部屋に通してもらえたんだろう。ラッキー。
 それにコタツもあるし、(テレビもあるよ。)、浴衣に丹前もありました。

 で、荷物を置いたら夕食の時間まで瀧を散策してくることに。
 
 階段を降りるとすぐに「もうで餅」屋さんがあったけど、4時過ぎなのにもう閉店
していた。残念だけど、本宮にもお店があるのを知ってるので、楽しみは最後にだ。

                       

 瀧の方に向かって車道を下っていく。
 これは本堂からはだいぶ下るので、5時の勤行あとにわざわざ瀧を見に行く気
にはなれそうにないな。
               

 で、途中から石段になり、どんどん下っていくと飛瀧神社に到着。
 
           

           日本一大きな瀧であります。
 ここは観光客がいっぱいで、かなり中国の人が多かったなあ。

 せっかくなので、300円払って瀧の近くまで行ってみることに。
 前はケチって入らなかったと思う。(笑)
 料金を払ったら、肌守りをくれました。

 で、うまいことしてるなあと思ったのはこのあと。
 入ってすぐのところに延命の水みたいなのがあるんだけど、それを飲むための
杯が100円で売られてるのだ。別にこれを使わないでもいいんだけどね。

             
 3人の胸中は、
 「100円だし、もう二度と来れないかもしれないし・・・買っちゃう?」(笑)。
 でも、荷物になるんだけど・・・。 
 歩く前から手拭い買ったり杯買ったりと、どんどん荷物は増えるばかり。 
 それでも買っちゃうんだよねえ。

 さて、瀧つぼは私達だけの貸切でした。平日だし夕方でもう終わりの時間だった
からかな。これもラッキーだった。

 で、戻ってきたらこれまたシンプルな水墨画のような瀧の手拭いが売っているでは
ないですか!?ちゃんと捺染だし。これは買いでしょ!
 とこれまた3人とも購入。買いすぎだよ・・・。

 大門坂は結局行けなかったけど、思わぬ楽しい観光&お土産に喜ぶ3人なのだ。

                       

 宿坊に戻るとお夕食の時間。やっぱりもう一人、おじいさんが泊まるようだ。

 人手が少ないらしく、台所から各自お膳ごと夕食を部屋に運んだのだけど、部屋
食なんだなあ。

 これがなかなか手のかかったご飯で、見た目もきれいだし、量も多くて大満足!
 
     

  というか、多すぎで食べきれないくらい。最後の笹寿司は無理やり詰め込んだ。
 食べ過ぎた~。

 その後お風呂に入って、お布団を敷き早めの就寝。

 明日の朝ごはんは出来るだけ早いほうがいいけど、一応7時には、ということで
お願いした。勤行は本堂で5時からとのこと。
 がんばって起きるぞ~!


熊野古道(大雲取・小雲取)を歩く その2

2007年03月06日 20時34分48秒 | 古道を歩く

 那智行きのバスはほとんど貸し切り状態だった。なんせ平日だしね。

 20分ほどで着く大門坂で下車したらお寺まで歩く予定だったことをすっかり忘れ
てコーナンでペットボトルを2本も購入してしまったことを今さら後悔・・・。
                      

 でも,車窓の景色やら,旅気分で浮かれてしゃべり混んでいたせいで,ハッと気が
付くと窓の外に「大門坂→」の看板が・・・。
 「次は~,お寺前駐車場です~。」の車内アナウンス。
 乗り過ごした~!!(笑)

 他の2人に至ってはまったく気が付かなかったとのこと。
 たまおさんは大門坂でJRのキャンペーンで配布している古道の木札とスタンプ
ゲットする予定だったので残念そう。
 往復1時間程度なので行けないことはないけど,滝も見に行ってとなると厳しいな。                   
                       

 来てしまったものはしょうがないので,とりあえず宿坊に荷物を置きに行こう。
 ということで参道の階段を登っていく。宿坊がどのへんにあるのかよく分からない
けど,たぶんお寺の近くだろう。

 途中には那智の特産である「那智黒」と呼ばれる真っ黒の石で作られた置物や,
硯が並べられているおみやげ物屋があって八咫烏(やたがらす)の置物はかわい
かった。

 けっこうきつい階段を登っていくと、大きな鳥居が見えてきたのでそれをくぐって
さらに階段を登っていく。

     

 やっと着いたと思ったら、熊野那智大社だった。そりゃそうだ、鳥居だもんね。
 私達の泊まるのは宿坊だからお寺に行かねばならないのだけど、どうせだから
お参り、お参り。

 本殿でお参りし終わったら、あいあいが目をキラキラさせて指差したものは、
「ジャンボ日本一みくじ」。
 これがデカイのなんの!前来た時もあったっけ?

 とりゃーっ!と持ち上げて引いてみた。(笑)

     うりゃー!    

  なかなかみくじが出てこないのよねえ。
  なんとか引いておみくじの番号を巫女さんに伝えたら、出てきたのは普通の
おみくじでした。たまおさん「大吉」、あいあい「小吉」ときたので、私は「凶」かも、、
とドキドキしたけど「中吉」でした。ほっ。

  たまおさんは那智大社の御朱印もいただいてホクホク。
  そうして右奥に進むと、大社の隣が青岸渡寺だった。ははは。

  本堂に入ってお参りすると、ここには巨大な鰐口が!なんでも日本一らしい。
  身長くらいありそうだなあと思って見上げてたけど、直径140cmだって。
  よく天井にぶらさがってるよな・・・。
  縄を打ちつけて鳴らそうとするけど、「ボーン・・・」ってまるで柱時計のような音。
  たまおさんはがんばって大きく鳴らそうとしたら、縄が飛んでいってしまった。
  しっかり縄には「手から離さないで。」の文字が。(笑)
  そしてお寺の手拭いが売られていたので、すかさず購入。
  と思ったら、なぜか二人も購入。あり~?感染した?

  ここでもたまおさんは御朱印ゲット。
  外に出たら左手に那智の瀧がよく見える広場があったので、行ってみると真下
にありました、宿坊「尊勝院」!

  鉄筋の建物を想像してたので、予想に反してなんだかめちゃステキ。

        

  もしかしなくても泊まる部屋によっては瀧が見えるんじゃ?
  
  よーし、行ってみよう!
  


熊野古道(大雲取・小雲取)を歩く その1

2007年03月05日 22時01分40秒 | 古道を歩く

 とうとう前々から行きたかった大雲取・小雲取越えをするため,勝浦に行くことに。

 朝9時過ぎに出発するオーシャンアローに乗るんだけど,天気も分からないし,割
引切符もないからということで,当日自由席を狙って座れなかったら指定席に移動
することにしよう!と決めていた。
 そのほうが安くで済むし,払い戻しなんてことも必要ないからね。
 幸い1日はピーカンのお天気でした。あいあいとは三ノ宮で待ち合わせ。

                        

 新大阪に着いてみると,新快速の向かい側が特急のホームでちょっとびっくり。
 てっきりもっと別のホームにあるんだと思ってたよ。

 で,たまおさんとはここで合流し,自由席のあたりに移動してみてまたびっくり。
 平日だから空き空きだろうと思っていたら結構並んでる・・・。
 始発は京都なので,座れることを祈って待つ。
 するとなんとか座れました~。よかった。

 でも,信号機の故障とやらで15分遅れて出発。勝浦には13時前に到着予定で,
たっぷり4時間もかかるのだった。

                        

 最初のほうは3人でしゃべって時間を潰してたけど,そのうち疲れて眠ってしまい,
最後のほうはたまおさんが発狂。(笑) 密閉空間でジッとしているのがダメらしい。

 幸い車窓からは橋杭岩が見えだし,やっと勝浦に着いたのだった。

                        

 忘れちゃいけないのは那智では買う場所がなさそうなので明日のお昼ご飯の調達
と、家をいくら探しても見つからなかったキャップをどこかで調達せねばっ!

 駅を出るとすぐ土産物屋の隣にお弁当屋さんがあったけど、幕の内弁当とさんま
寿司しかなかった。お弁当屋のおばちゃんに明日のお昼までは持たないよね?って
聞いた途端、手のひらを返したように「余所で買って!」だって。(笑) 

 とりあえず那智行きのバスをチェックしたら、電車の中で目星を付けておいたお店
へ行くことに。
 勝浦といえば~、まぐろです!
 ま、私は赤身は好きじゃないのですが、二人とも楽しみにしてるし、他にもなにか
あるだろう。

 で、ポンカンやみかんが並ぶ商店街を通って着いたところは「竹原」。
 まぐろの専門店で、まぐろ定食1575円が定番のお店。
 二人は定食を、私は「はらぼ」と呼ばれるまぐろのお腹の身を焼いたものにご飯と
お味噌汁を付けることにした。

 待つことしばし。

 そしてこれがまぐろ定食です~!

        クロマグロ(本マグロ)も入ってるよ。


        そしてこれが「はらぼ」定食です。

                    


  おいしかったよん。横に付いてるのはみかんだと思ってたけど、ミカン屋では
「レモン」として売られていた。
  あさりのお味噌汁も出汁がよく出ておいしかったです。

                      

  さて、このお店で熊野古道を歩くと言ったら、お店の女将さんが花粉症なので
あんな杉林の中よー歩くなあ!とあきれるやら感心するやら。

  私は花粉症でなのか風邪のせいなのか、くしゃみや鼻水が止まりません。
  二人は花粉症ではないのに、この歩きでボーダーを越えて突如花粉症になった
らどうしよう~?と本気で心配になったらしく、たまおさんが薬局で急きょ使い捨て
マスクを購入。(笑) もしもの時には1枚もらおうっと。

  そしてコンビニらしきものが駅前に見つからないので、お寺に周辺でお昼が買え
るところがあるか聞いてみると、お寺で簡単なお弁当を用意できるとのこと。
  助かった~。

  あとはキャップ! 商店街の「百貨店」なる看板のところを覗いてみるも、キャップ
は無さそうだ。
  港が近いんだから、釣具屋さんに売ってるんじゃ?との提案で、海のほうに行っ
てみると、なんと『コーナン』の看板発見!
  そしてそして、なんとキャップが179円で売られてた。
  ま、これでいいか~。 ついでに99円でペットボトルが売られていたので、明
日以降の歩きを考えて2本購入。
  よし!これで準備万端よ~!!


     


熊野古道から帰ってきました。

2007年03月04日 18時14分40秒 | 古道を歩く

     

 熊野古道(大雲取越・小雲取越)を歩いてきました。

 上々のお天気の中、雨に見舞われることもなく快適に楽しく歩き通すことが出来て
とても良かったです。

 平日に歩いたため、貸切状態の古道歩きを満喫。

 一緒に歩いたたまおさん、あいあいが帰りの電車で二人とも

 「予想以上に楽しかった~!

 と言ってくれたので、私もとてもうれしかったです。

 詳しいレポートは明日以降で・・・。
 仕事で忙しくてなかなか出来ないかもしれませんが。

 いろいろとありすぎたので、いったい何回に分けて書くことになるやら見当も付き
ません。しばらくお付き合いくださいね。
 ではでは。