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風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

いいもんめっけ!

2006年11月22日 17時05分36秒 | 2006年おへんろ日記(高知編)
お遍路で歩いている時にたまにシールを赤の
油性マジックで塗ったりするんだけど、やっぱり
油性ペンで書いても雨に勝てるほどの耐水性は
ないみたいで、すぐに落ちてしまうようなのだ。

で、どうにかならないものかと考えていた。
たまたま今日の宿泊先の近くにホームセンターが
あったので入ってみたらいいものが見つかりました!

「ビニールハウス用補修テープ」です。
アクリル樹脂製で透明だしもちろん耐水性なので、
マジックで書いた後に上から貼ればいいでしょ?

早速明日やってみよ。(^o^)/


それにしても今日はお杖がなかったのですごく
手持ち無沙汰な感じ。
明日駅で保管してくれてればいいんだけど、、。(^_^;



今夜から

2006年11月21日 16時10分21秒 | 2006年おへんろ日記(高知編)
 久しぶりに夜行バスに乗って高知へ行って来ます。
 前回はごめん・なはり線の田野駅で区切ったので,今回はそこから歩き始めに
なります。
 バスの回数券が払い戻し出来なかったので,1泊2日のお遍路です。
 きっつ~!!

 楽しみはへんろ石饅頭,そして「いちとにぶんのいちビュー」に行きたいな。
 でも,調べてみたら国分寺の近くにも本店があったり,それまでのへんろ道上に
「天然の湯ながしま温泉」ってのがあって,その中にも支店を出してるみたい。
 もちろんお店的におもしろいのはビュー店なんだけど,打ち止めに温泉に入った
ついでにご飯ってのもいいかも~。
                  
 しかし,休日はあいにくの予報・・・。
 晴れてくれ~!!

打ち止めに

2006年09月29日 22時29分06秒 | 2006年おへんろ日記(高知編)

 この先には大好きな中山峠がある。
 でも、その前に前回は見た覚えのない「お倉まんじゅう」の看板が!
 名物には目のない私ですから、二人に「私、寄って行きます!」と宣言して
お倉まんじゅうへまっしぐら。(笑)

 幸いお店は55号線からすぐのところにあって、中に入ると元祖お倉まんじゅうと
芋あん入りとがあったので迷った末に芋あん入りを購入。お店のご主人に聞いて
みたら、昔からここにあるのだそう。看板は新しかったから、前歩いたときには看板
がなかったのかな。あったら絶対寄ってるし。(笑)

 お店を出てみると順作おじいちゃんが郵便局に寄っていたのですぐに追いつくこと
が出来た。私は少し先にあるコンビニで絆創膏とか飲み物を買うついでにお手洗い
を貸してもらうことに。
 お店の前にはベンチもあったので3人でしばし休憩タイム。

 休憩のあと立ち上がると足が痛~い!
 びっこを引きながら歩き出したところで後ろから声がかかった。
 「足痛そうね。これあげるから舐めて元気出して。」と、女性から包みに入った
キャンディーと思われるお接待を3人ともいただいた。

 うわ~、よく考えたら宿以外では今回初めてのお接待かも。
 ありがとうございますっ!

 「舐めんでも元気が出るな。」 と順作おじいちゃん。まったくそのとおり。

 元気出して行くぞう!


 国道を逸れて住宅地の中を縫うように歩いていき、中山峠の登り口へ。
 しばらく歩くとすぐに車道に出てしまい、あり~?って感じ。
 前もこんなだったかしら?

 と思ったら、しばらく歩くとまた山道に入り、登り下りしながら進んでいく。
 中山峠は田んぼに出たはず。 そうするとやっぱり田んぼに出ました。
 その前に、ここにもお接待が。 
 なんと地元産のハチミツがボトルに入れてあったので、すこし出して舐めてみる
と、なんともさっぱりしていておいしい。 ここでも元気をいただいた。

                       

 本当はここでお倉まんじゅうを食べようと思っていたんだけど、いい休憩場所が
見当たらなかったので結局そのまま下りることに。
 この下り坂が後半とても滑りやすい石畳で、すっ転びそうで怖い。
 ひやひやしながら道の端っこを選んで下りていき、なんとか国道に出ると、もう
クタクタ。

 まだまだ先の長い二人には悪いけど、また休憩させてもらうことに。
 ここでお倉まんじゅう登場! 黒糖皮に芋あんのおまんじゅうはとっても素朴。
 甘いもので元気を出して、もうこうなったら奈半利まで一気に歩くぞ!

 車道に出て海沿いをがんがん歩いていくと海岸沿いに見える町並みが。
 きっとあれが奈半利に違いない! あと2キロくらいかしら?
 見えてくると現金なもので、足の痛みもなんのその、と急に元気になった私を
見て順作おじいちゃんはびっくりしていた。
 おじいちゃんは結構疲れていたみたいで奈半利の1キロほど手前でお昼を食べた
そうだったけど、ここで休んではもう動けないかもしれないからとお願いして奈半利
の町中まで歩いてもらった。順作おじいちゃん、ごめん、そしてありがと!

 小雨が降り出したので休憩できる場所がなかったらどうしようと思っていたけど、
幸いにも小さな公園に東屋があったのでそこでお昼休憩。
 二人はコンビニで買ったおにぎり等を食べ、私はお腹が空かないので残っていた
お倉まんじゅうを食べる。
 ペースがだいぶ遅くなっていたので、二人は果たして神峯寺を今日中に打つこと
が出来るのかどうか、少し怪しくなってきた。

 ああ、それにしても、もうすぐお別れだなあ。
 それも私だけかあ。なんかさみしいわぁ。

 けれど一方でもう歩かないでいいと思うと本当にうれしい。
 それくらい痛かった。

 結局奈半利駅を過ぎて二十三士温泉近くまで一緒に歩き、そこでお別れとなった。
 
 二人ともがんばって! おじいちゃんの満願の時にはみんなでお祝いしようね!
 Iさんも高知市内まで歩けるようにがんばってね~。

       

 二人の後姿を見送り、びっこを引き引き温泉に向かう。
 実は確信はなかったのだけど、帰りのバスに間に合うためには2時にはお風呂を
出ないと電車に間に合わない気がしていた。
 今は1時過ぎ。時間ないなあ・・・。 でも走れませんっ!

 温泉の駐車場までやっと着いたら、横から同い年くらいの男の人が、
 「良かったらどうぞ。」と無料入浴券を差し出してくれるではないですか!!
 まさかのお接待に、感謝感激。 それになぜかこの人、車が神戸ナンバーじゃ
ないですか! けれど、お話する間もなく去っていく車を見送るので精一杯。

 お風呂は時間が時間だけに空いていて(入浴料が800円もしていたので、本当に
無料券いただけて良かったです。)、時間さえあればゆっくり浸かりたいほどの、
つるつる美人の湯でしたが、とにかく体を洗って着替えてマメの手入れして慌しく
温泉を後にすると、奈半利駅方面に向かう電車が見えた。

 げっ!あの電車がきっと折り返すんだわ。 ということは早く駅に着かないと
 やばい!

 絶対に走れないと思っていた私。でも、人ってどうしようもない時はこんな足でも
走れるんですね・・・。
              

 思ったよりずっと遠かった田野駅に2時過ぎに到着。
 電車は2時15分くらいに出発だった。このあとは1時間電車がないので、やはり
急いで正解だったのね。

 電車に乗って窓の外を眺めながら、2人は今どの辺を歩いているだろうと思いを
めぐらせていた。

 明日からは沖縄だというのに、なんだか高知を一人離れるのがさみしく感じる。
 でも、今回もいい出会いがあって、思い出深いお遍路になったなあ。