正月明けの三連休、温泉と海と“一足早い春”を求めて、房総半島の先端へと行ってきました。目的地は千葉県安房郡白浜町でっす。
本当に咲いているとは思わなかった
午前9時。いつもお世話になっているオリックスレンタカーにて、紺色のトヨタアリオンを受け取る。後部座席に一泊用のバッグを放り込んで出発。一旦、国道1号を南下。馬込に住んでいる友人を拾う。
「下(一般道)通る? それともアクアライン通ってみるか」
「どれくらい掛かるんだろう?」
そこでカーナビを設定。一般道を通ると到着予定は午後3時。チェックインの時刻である。アクアラインを通るとその半分の時間で行ってしまうようだ。
「この到着予想時間は、だいたい早まるんだよね」
「アクアラインも通ってみたいなあ」
「しかし下も魅力だ」
「ってことは湾岸道路だなあ」
一般道を行くことに決定。僕は最近、片岡義男の『湾岸道路』を読み終えたところだったので、走ってみたかったのだ。
そういうことって、ありますね。
レインボーブリッジのループをぐるぐる抜け、国道357号即ち湾岸道路を疾走する。
車が殆ど走ってなくて、流れに乗っていると平均80キロから90キロの速度。まさに疾走、快調です。葛西臨海公園を横目で確認し、ディズニーランドをふふんとかすめ、千葉で国道16号となった。市内を抜けると右手海側は工業地帯。
「京浜工業地帯かな?」
「それは川崎とかのほう」
「じゃあ京葉工業地帯か」
「そんな言い方したかなあ?」
どこまでもへっぽこな二人組はやはり時速80キロで走り続ける。
製鉄所、発電所、化学コンビナート。どこまでも続くのだ。これが木更津で一寸内陸に入って、富津で再び海沿いの国道127号に出ると、景観ががらりと変わった。
小村の向こうには...これも東京湾なのだ
右側の東京湾はとても濃い碧で、浜に近いところはエメラルドグリーン。沖にはタンカーが何隻も見える。
そして、歩道では、風に揺れる菜の花。
左手にはJR内房線が単線で走っている。道沿いにある民宿や食堂(レストランではない)はすっかりひなびている。どこか懐かしい、暖かい風景なのだ。カーステレオからはキャンディーズの『春一番』。
「時代背景が混乱している」
「ウキウキですなあ」
♪雪が溶けて川になって流れていきます~♪
子供の頃にドライブをしていた時の記憶が重なる。二人で憶えているところを歌いながら、思いがけず強い日差しの中を走っていくのである。
続く
追:この記事は、同じぶらり旅レポートの『YUMIKA no 遊ing湯ing』“鹿児島ひとり旅 旨いもの編”、『篠田耕一のWeblog』"春はまだかね。"~にトラックバック。
本当に咲いているとは思わなかった
午前9時。いつもお世話になっているオリックスレンタカーにて、紺色のトヨタアリオンを受け取る。後部座席に一泊用のバッグを放り込んで出発。一旦、国道1号を南下。馬込に住んでいる友人を拾う。
「下(一般道)通る? それともアクアライン通ってみるか」
「どれくらい掛かるんだろう?」
そこでカーナビを設定。一般道を通ると到着予定は午後3時。チェックインの時刻である。アクアラインを通るとその半分の時間で行ってしまうようだ。
「この到着予想時間は、だいたい早まるんだよね」
「アクアラインも通ってみたいなあ」
「しかし下も魅力だ」
「ってことは湾岸道路だなあ」
一般道を行くことに決定。僕は最近、片岡義男の『湾岸道路』を読み終えたところだったので、走ってみたかったのだ。
そういうことって、ありますね。
レインボーブリッジのループをぐるぐる抜け、国道357号即ち湾岸道路を疾走する。
車が殆ど走ってなくて、流れに乗っていると平均80キロから90キロの速度。まさに疾走、快調です。葛西臨海公園を横目で確認し、ディズニーランドをふふんとかすめ、千葉で国道16号となった。市内を抜けると右手海側は工業地帯。
「京浜工業地帯かな?」
「それは川崎とかのほう」
「じゃあ京葉工業地帯か」
「そんな言い方したかなあ?」
どこまでもへっぽこな二人組はやはり時速80キロで走り続ける。
製鉄所、発電所、化学コンビナート。どこまでも続くのだ。これが木更津で一寸内陸に入って、富津で再び海沿いの国道127号に出ると、景観ががらりと変わった。
小村の向こうには...これも東京湾なのだ
右側の東京湾はとても濃い碧で、浜に近いところはエメラルドグリーン。沖にはタンカーが何隻も見える。
そして、歩道では、風に揺れる菜の花。
左手にはJR内房線が単線で走っている。道沿いにある民宿や食堂(レストランではない)はすっかりひなびている。どこか懐かしい、暖かい風景なのだ。カーステレオからはキャンディーズの『春一番』。
「時代背景が混乱している」
「ウキウキですなあ」
♪雪が溶けて川になって流れていきます~♪
子供の頃にドライブをしていた時の記憶が重なる。二人で憶えているところを歌いながら、思いがけず強い日差しの中を走っていくのである。
続く
追:この記事は、同じぶらり旅レポートの『YUMIKA no 遊ing湯ing』“鹿児島ひとり旅 旨いもの編”、『篠田耕一のWeblog』"春はまだかね。"~にトラックバック。
ドライブっで最高なのは、沖縄です。
海沿いを走るのが最高ですね。
今日も、山口はブチさぶいというのに、房総は暖かい場所なんだなあ。
これじゃあ、ビールが進むはずですね。
千葉で和んだぞう。
恵一さん
そうなの。ビールが進むのですよう。
>ブチさぶい
って、ぷちですか? 少しだけかな。
久しぶりに海も見てみたい!
今朝、飯田は積雪30cmでした。
でもその寒さが、いろんな食べ物の旨みを引き出すのだよね~。
Aliceさん
僕も東京に来なかったら、こんな関東のことは分からなかった。日本は広いよね。
房総=旨い魚しか思い浮かばないですよ。
いいねキャンディーズ、僕らの青春ですよ。
ちなみに蘭ちゃんファンでした。(#~_~#)ポッ!
僕は、ええと、三人とも好きだったかな? いやミキちゃんだったです(#~_~#)