アール・ヌーヴォーな地下鉄入り口
この日は午後から晴れた
パリ3日目。
朝から曇っている。
フランスに来てからすっきりと晴れた日がない。そして寒い。
投宿しているホテルのソファベッドが、ちょいと面白かった。
ソファの下にもう一つベッドが隠れていた
さて、今日はまず、ルーブル美術館に行こうと思う。
そのあとは凱旋門に上ってみるのだ。
この向こうがルーブル美術館
こういう細い通路がパリには多い
(車はけっこう飛ばして通る)
いつしか太陽が出てきた。
メインの入り口であるピラミッド前から入ろうと、行列に並んだ。
団体の、中国人観光客が大勢いる。
首からさげたカメラを見ると、みんな僕らのカメラよりずっと高級品である。
30年も昔の、日本人の団体旅行もこうだったのだろうか。
ルーブルといわず、パリ市内には、団体の中国人旅行者が多かった。
ちょうど、今の銀座も同じ状況にあるのだ。銀座4丁目の交差点から新橋側は、中国人の方が日本人より多いくらいだ。
螺旋階段をカッコよく上がるフランス人女性
着こなしがうまいなと思う
ミロのヴィーナス、本物であります
中国人たちはこの前で一緒に記念撮影
ある階段を上がると、そこには...
サモトラケのニケ像
これには魂がぶっ飛んだ
羽根は後ろで補強してある
建物自体も見事なのが多い、海外の美術館。
フラッシュさえ使わなければ、基本的に撮影OKなのがすごくいいと思う。
こうしてたっぷりと美術鑑賞をしたのち、凱旋門に向かったのであります。
改修したばかりの地下鉄構内。タイルがきれいだ
見た目はきれいだが、基本的にどこも小便臭い
そして、凱旋門へ。
長い長い階段を登った末に、屋上へ上がれるのだ。
エレベーターもあるのだけど、何年か前に故障してから、直していないらしい。
おおらかというか、「やる気ねぇなー」というか、まったくもってフランス人はラテン気質であります。
この写真はシャンゼリゼ通りに向いたところ。
こちらは反対側。彼方に新凱旋門が見える
凱旋門登頂・下山ですっかりくたびれた我々中年夫婦は、シャンゼリゼ通り沿いのカフェに、一杯の冷たいビールを求めたのであった。
ところで、シャンゼリゼとは
シャン=庭、広場、草地
エリゼ=エリゼ宮殿
この2つがくっついた言葉だったの、知ってましたか?
僕ぁ知らなかった。
すなわち、エリゼ宮殿の庭とか、そういう意味だったんですなァ。
見事に人混みを抜けてくギャルソン
トレーも持っているのに、もはや神業である
ヨーロッパの美術館って、撮影可なんですね。
日本だったら、絶対駄目ですよね。
やっぱりラテン民族だからかしら?(笑)
素敵な駅が、小便臭いなんて!!
景観がすごく素敵なのに、ポイ捨てしたり、小便臭かったり・・・。
フランス人の美的感覚ってどうなってるの?
公衆道徳は皆無なの?
フランスってキレイな街のイメージだったのに、ショックだわ~。
色合いも、タッチも、本物は圧倒的な迫力でありました。
パリ市内は、建築とか道路設計とかはとてもきれいだけど、地面はタバコの吸い殻だらけだった。
なので、常に上を向いて歩いていたのでした。
ニケ像は相変わらず大階段のど真ん中に在りましたか!
余りに昔に行きましたのですが…当時も「花のパリ」ではなく~「ゴミのパリ」だ!…と思ったものです。
変わらぬおフランスなのでしょうか…?
建築と街並みがあれだけきれいなのに、残念なことであります。