くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

ある日の風景 三十代もあと一年

2005-09-01 01:10:00 | 日記

 

 もう一度生きられたら

 次の人生ではもっと誤りを犯したい。リラックスしたい。柔軟に生きたい。この人生よりもおろか者でありたい。物事を生真面目にとらないようにしよう。もっとチャンスを手に入れよう。もっともっと山に登り、もっともっと川で泳ごう。アイスクリームを今よりもたくさん食べて、豆類は少なくしよう。きっと現実でのトラブルは多くなるだろうが、不安や思い過ごしは少なくなるに違いない。 

 ご覧の通り、私は時を日についで、賢く、清らかに生きている大衆の一人だ。
 ああ、自分だけの時が持てていたなら。もし、もう一度生きてそうすることが出来たら、たっぷり自由な時を持つことだろう。つまり、他のことは何も試みまい。毎日あくせくと生きて多年を過ごすかわりに、一つ、また一つと、ただそういう自由な瞬間のみを。私は、温度計や魔法瓶や、レインコートや、パラシュートを持たずには、どこへも行かない人間だった。もし、もう一度それが出来たら、私は身軽に旅することだろう。

 もう一度生きることが出来たら、まだ早春のうちにはだしで出掛けよう。そして、晩秋になっても、大自然のなかにとどまっていよう。もっとダンスをしに行こう。メリーゴーランドにもっと乗ろう。ひなぎくをもっとたくさん摘もう。


 ナーディヌ・ステア
ケンタッキー州ルーイヴィル在住85歳『リラックス』出所失念


 けっこう長いけど、大好きな詩なので全文引用しました。
 9月1日、防災の日。僕は39歳になりました。ブログを始めてから迎える、2回目の誕生日です。少しずつ、今まで長いあいだ眠らせていたことを、始めていこうと思っています。

dawn400


追:この記事は『a little jug』“息子☆6歳!” にトラックバック。息子neo君は、僕と同じ日の生まれなのだ。