今年も、いろんなことがありました。
声上げるアスリートの台頭 社会的活動が広がった20年スポーツ界:afp 2020年12月27日 15:51
このきっかけは米トランプでした。しかし
「差別される側に行き過ぎがあったのではないか」という声は、ほとんど聞かれませんでした。
この「差別される側」の問題は「差別する側」の問題と同時に検討されるべき問題だと思います。
これには
海外の、主に宗教的なコンセンサスがあるように思え、「それを口にすることさえ、憚られる」のでした。
逆差別以前の問題ですね。
逆差別(reverse discrimination)とは、差別を是正し撤廃しようとする過程において、差別されて来た集団(主に社会的弱者)を優遇することにより、(いままで)優遇されて来た集団の待遇・利益・公平感が損なわれることで生じる差別である。また、被差別側が、集団となって権力を独占するという事も発生する場合もある。:こちら
差別是正主義の「行き過ぎ」によって
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- 今までの優遇者の公平が失われる
- 今までの被別側の権力独占
という「行き過ぎ」はみられるものの、「被差別者の行き過ぎ」は、なぜか皆無でした。
つまり
直接的な「利益」のみに目を奪われ、被差別者保護のためにのみ動き、被差別者側の「行き過ぎ」という観点がなかったのでしょう。
具体的には、被差別者側の破壊行為を放置し
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- 順法精神がないことをそのままにし(警官に歯向かうだけの人たちがいる)
- 家庭教育での非人道的な行為を見過ごし(学校にあがる前にほぼ人格は形成されているか)
その結果、有色人種の優遇措置をいかに作り上げるかに集中し「原因調査が差別を助長する」かのように受け取ったのです。
WHOによる、中国の「新型発生源調査」のかけらでもあれば、事情はもっと良くなったと思われます。
いままで、結果のみに注意を払い、原因に意を払ってこなかったのです。
原因調査は「差別助長」ではなく「差別をなくす一助」になるはず。
これが
上辺だけの「法律」で満足するいけない兆候です。
公民権運動の結果、新しく生まれた法律が、すべて上辺だけの満足を求めているとすれば、半世紀経過してもさっぱり改善されないことも納得できます。
IOCが米オリンピック委員会(USOPC)の声明に触発されて「抗議禁止をうたった現行ルール」を変更することを検討しているようですが、そういうレベルの問題ではないのです。
まだこの期に及んで
「企業は人種差別に対して意義ある行動を」と述べるのをみて、このように感じました。
この接近方法は
白人至上主義の結果にのみ集中して対応策をとるのではなく、なぜ「白人至上主義者」になったか、その時の「白人」とは一体何かのか、その人の「幼児教育はどうなっているのか」という方法に似て、結果のみに対応するのとは一見違っているように思われますが、米国の人種平等法制定から半世紀以上経過してもさっぱり効果がないことに、端を発しています。
さてさて、皆様はどう思われますか。