ドイツ滞在中のロシア人ですが・・・・。
FSB職員が毒殺未遂「自白」 ナワリヌイ氏、偽装電話の内容公開:afp 2020年12月22日 6:21
ただしこの見出しだと
「FSB職員自身が毒殺未遂」事件を起こしたように受け取られる恐れがあります。
十分に事情を知っている人ならばその心配がありませんが、そんな人ばかりではありません。
今の見出しを活かすならば、順序を入れ替え
ナワリヌイ氏 偽装電話の内容公開 FSB職員が毒殺未遂を「自白」
これでも誤解が多いでしょうが、まだマシか。
内容に関しての真偽は別として、若干の補足説明が必要です。
ロシア各地で反政府デモ、1500人超拘束 野党指導者を30日間拘留(afp 2017年06月13日 06:59)
3年前の記事ですが、「プーチンのいないロシアを!」と若年層を含む何千人もの市民が全国数十都市の街頭に出て無許可のデモをしてはや3年。当時ナワリヌイは大統領選への資格さえ失われるという始末。それまでに中国同様、無数の悪質な報道がありました。その報道自体が「でっちあげ」とは信じられませんが。
このあたりのロシアの戦術は香港での中国そっくりで(どちらがまねをしたか分かりませんが)、露や香港での「合法的」な選挙や、「非合法的」な手法(選挙戦に立候補するための資格問題)が、選挙を合法的に見せるための偽装です。
ロシアでは開票自体に疑惑さえあり、その疑惑を解消する努力さえ見られません。証拠を積み重ねてもやはり「白状しません」が、それは取材制限する中国と同じくらい悪質ですね。
ロシアといい中国といい、元共産国(現在もそうか)の陰湿さがでているようです。
総選挙がないか、あっても文字通り不正選挙が見られる、質の悪い国のシステムですね。無謬性(むびゅうせい)の原則を信じているトランプの「不正選挙」とは意味が違いますが・・・・
ロシア野党指導者ナワリヌイ氏、意識不明で集中治療室に搬送 紅茶に毒か(afp 2020年8月20日 21:36)
この件でナワリヌイはドイツの病院へ(2020年08月22日)。
毒盛られたロシア野党指導者が退院 「完全な回復可能」と医師(bbc 2020年9月24日)
以上のような概略経過で
ようやくナワリヌイ退院後の話になったようです。
しかしロシア政府は、この毒殺疑惑に関して繰りかえし「知らぬ存ぜぬ」の一点張りらしく、「まずは否定する」で「調査をまったくしない」という伝統の行動様式のようです。「調査」すると「やばい結果」が出てくるのでしょうから、ナワリヌイの動画はニセモノだとも。
「調査をまったくしない」手法は、いい加減な「調査」を避ける手法にもつながり、貴重ゆえに「維持されるべき」でしょうね(大笑)。
いずれロシアや中国は、内部崩壊するのでしょうが、それさえ「内政干渉」ですか(大笑)。
内部は「逮捕・威嚇・資格取り上げ」などで武力弾圧していますが、外部ならどうしようもありませんね。
中露などの独裁政権にとって「内政干渉」は切り札らしい。
こうもロシア政府の疑惑が重なると
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- 素人ながらロシア疑惑が「本物だ」と思うようになり相当の年月日々が経過しました。
- 「国家ぐるみ」の薬物使用隠蔽工作は、簡単にはぬぐえないものらしい。
さてさて、皆様はどう思われますか。