カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

日米ガイドライン

2015年04月15日 07時19分01秒 | アジア

日米ガイドライン問題で、韓国の聯合ニュースが伝えているのは次のようなことです。  


日米ガイドライン改定で、韓国政府が意向反映に働きかけ強める・・韓国ネットは「日本がきて指揮を取るのか?」「結局は日本がやりたかったように...」

韓国・聯合ニュースは10日、現在、日本と米国が詰めの協議を行っている日米防衛協力指針(ガイドライン)の改定で、日本が朝鮮半島周辺で集団的自衛権を行使する際は韓国政府の事前同意を必要とするとの内容が盛り込まれる可能性があると伝えた。

記事によると、韓国政府は現在、米国政府に対してガイドラインに韓国側の意向が反映されるよう働きかけを強めているという。米韓両国は14日から2日間、ワシントンで次官補級の第7回米韓統合国防協議(KIDD)を開催し、その後16日から日米韓防衛実務者協議(DTT)に臨む予定だ。

ガイドライン改定では、日米両国が「日本の平和と安全に重要な影響を与える事態」が発生した場合に、自衛隊が地理的な制約なしに戦闘中の米軍の後方支援を可能とする方向で協議している。しかし、韓国内では、日本が米軍を支援するという名目で一方的に朝鮮半島に自衛隊を送り込むこともあり得ると懸念する声が強い。(編集 MJ):FOCUS-ASIA.COM 2015〔平成27〕年4月11日(土)7時16分配信


韓国為政者が「日本が、有事に米軍を支援するという口実で自衛隊を朝鮮半島へ送り込むことがあり得る」と懸念している事についての私の意見は、次のようなものです。

いつも被害者意識をいだき続けながらパクリ続ける今の韓国為政者の「反日」姿勢は、「実にありがたい」ことだと思っています(笑)。

どういうことかと言えば、

  • 民主主義を装った(ミリン風味と同じ意味で、民主主義風味の)全体主義国家「韓国」のままである限り、世界各国と対等で自由な発想を大切にする「韓国」になり得ないからでした。物事の基本において、「弾圧」であらゆる芽を自ら摘んでくれるのが、北朝鮮問題がくすぶっている当面のアジア情勢から見て、喜ばしいことではないか、と思うからです。
  • しかし長期の視点では、これは芳しくなく、やがて韓国がこれに気づき、「反日国是」程度に低迷していたのではいけないと理解し始めるはずですが、それがいつの頃なのか、と考えているのです。

そもそも「守られているようにはみえない」韓国の憲法から始まる反日思想の原点は、

日本併合時代に日本政府が「特権階級優遇の身分制度(奴隷制度)」を廃止したため、支配階級であった両班の側に「低い身分の人たちと一緒にされた」恨みが残り、今でも韓国の上層部を牛耳っている旧両班〔りょうはん〕たちが、その恨みを末代までいだき続ける決意を示している

事にあるとみています。

これが、いつも「そうする恐れがある」として自分が考える最悪の言動を日本に投影する潜在心理」になっていて、今でも思考の原点になっています。

ですから、韓国為政者が「日本の残虐性を強調している」時には、「図らずも自分たちの残虐性を強調している」、とみておくのが適切かと思います。慰安婦問題でもこれを知っておけば、適切に判断できるはずで、一般的に中国にも言えることですね。

両班Wikipediaによると、

朝鮮半島の支配者層(公務員)であり、韓国ではヤンバン、北朝鮮ではリャンバン、と発音するらしい。

の発音も、

韓国で多くは「イ」、北朝鮮では「リ」らしい。

北朝鮮のニュースでしばしば出てきた女性アナウンサー李春姫は「リ・チュニ/リ・チュンヒ」のようですし、前の韓国大統領李明博は「イ・ミョンバク」でした。

そういえば日本でも

西日本で「たに・たん(沖縄)」が多く、東日本では「や」が多いようです。中国での例をみるまでもなく、同じ字の読みが、それぞれの地域で読みやすいように変っていったのでしょうか。

日本でも江戸時代に身分制度がありましたが

国内の薩長土肥などが中心になって旧徳川家と旧大名を排除して明治政府をつくったため、旧勢力の影響力は現在でも限定的です。

しかし、朝鮮半島では、自分たちではなく外国である日本によって「腐敗した身分制度」が廃止されたため、上層階級の人たちの「恨み」は相当強いと思われます。自分たちが吸ってきた甘い汁が吸えなくなった恨みは、深いからです。

これは今でも続く「日本国憲法」が、アメリカの押しつけによるものか、独自のものか、という論争にも関係します。

日韓では、共に

憲法設定や身分制度の廃止が、自ら獲得したものとは言えないとする意見が、相当根強い。

これが日韓交流の面で、

  • 特に韓国の政府レベル〔旧両班が握っている〕では険悪な雰囲気ですが
  • これが両班とは異なる韓国の民間レベルでは、庶民たちが日本に対してそれほど険悪ではないことの裏付けになろうかと思います。かつて下層の身分で理不尽な扱いを受けていた人たちが、堂々と特権階級に伍していける制度にしてくれた日本に好感をもつのは当然なのでした。逆に特権を奪われた人たちの恨みは、相当強いといえます。

最後に重複する部分がありますが、上述の「実にありがたい」について私はこうも考えています。

韓国の為政者たちが特権意識をかなぐり捨て、また一般の庶民がそんな為政者の視線を意識することなく、最大限の智恵を絞れる健康的な競争社会作りに転じるならば、30年もすれば韓国は、アジアいや世界でも有数の国になる、そう信じています。

一方で、朝鮮半島では、北朝鮮よりも先に韓国が崩壊するのではないか、という意見もあり、この崩壊、或いは崩壊の危険に気付いて、韓国がいちはやく「まとも」な国になるなら、それはそれで立派なことだと思います。

朝鮮半島で同族が戦争状態にあるというのは、実に困ったことですが、にもかかわらず「反日」では南北共通しているのが「実にありがたい」のであり、あり得ないことですが韓国だけが、あるいは北朝鮮だけが親日になるなら、それこそ大混乱が生じ、好ましくないと思うのです。ただしもしも朝鮮半島の南北が統一される日が来るならば、そのときには反日は「ありがたい」とは言えなくなり、対等な関係に至らねばならないでしょう。

こう思うのですが、皆様は、どうお考えですか。

別にこのブログにコメントすることはありません。ご自分で考える材料にしていただければ、それで充分役割を果していると思います。