Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

アレクサンダーテクニークとからだの痛み

2010年12月01日 09時24分08秒 | アレクサンダーテクニーク
↓私は、肩こり、腰痛、ひざの痛み、使いすぎ症候群(over work)などから開放されたい!ラクになりたい!と願ってるのだが、

先日グループレッスンで、先生からハンズオンを受けた一人の生徒さんの発言がずっと気になっていたので、先生に言ってみた。

なんと彼女は、「気持ちわるーい」

とおっしゃったのだ。

あまりにも分けのわかない発言だったので、横にいた私は「え?どういう意味ですか?」と聞き返してしまった。

彼女「ラクすぎて、気持ちが悪いんです。もっと、ちゃんとしていたい」

私「?????」

**


先生「もっと、すごい人になると、ハンズオンされて、いつもの痛みがなくなったことに急に不安を覚えて、【あれ、おかしい、痛みがなくなった!いや、絶対残っているはず!・・・・あっ、徐々に痛みが戻ってきました!良かった!】とかおっしゃる方、いらっしゃいます」

私、大爆笑!!!

先生「でも、その方々のお話は極端だとしても、楽器の演奏する時にもあてはまることですよ」

というお言葉にハッとした。

私「そういえば、難しいパッセージを練習する過程において、似たような事あります!最初出来ない所から、時間と日数をかけて出来るようにしていくのですが、、、」

「100発100中ぐらいに出来るようになっても、なんだか気持ちだけ不安感が残り続ける時があるんです。」

「出来るときって、余計な緊張が一切なく、ふわっとしているので、そのふわふわ感、浮遊感が恐くなる、といいますか・・・・」

「で、、、思わず、出来なかった時の煮詰まったような硬いやり方、に引き戻そう、としてしまう自分を感じる時、あります。」

**


アレクサンダーテクニークって、個人個人がどう、とかの話ではなくて、もはや「人間の習性を知る」といった次元の偉大なワークだね。

ほんと、このワークに出会えてよかった。