「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〈熱狂の日〉音楽祭 2006」、ついに開幕!

メモリアルイヤーのモーツァルトを高らかに掲げた「熱狂の日音楽祭 2006」。昨日から関連イベントがスタートし、とうとうその幕を開けました。と言ってもメインのコンサートは3日から6日までなので、実質的な会期はゴールデンウィーク後半のそちらの休日に当たります。昨日、少し偵察(?)がてらに会場(国際フォーラム)へ出向いてみました。

 
巨大な空間に映える「熱狂の日」のポスター。


ボックスオフィス。会場ではここ一カ所だけのようです。少し列が出来ていました。

 
至る所にモーツァルトが!どこか得意げにニヤリと見つめています。

 
モーツァルトマーケット。要は土産物店です。見慣れたモーツァルトグッズから、まさにこのイベントのために即席でつくられたようなお菓子まで、幅広く色々と揃います。(ベートーヴェンやバッハのキーホルダーなどがあったのはご愛嬌?またCDは昨年と比べるとかなりスケールダウンしています。確か昨年は石丸電気が出店していたかと思うのですが、今回は見当たりませんでした。)


まさに嵐の前の静けさとでも言ったところでしょうか。関連イベントも非常に小規模なものなので、会場はどこも閑散としていました。(それでもチケットブース前には人が常に列を作っていました…。)3日まではこんな状態が続きそうです。

ところで、先日の私のエントリ(「今年の「熱狂の日音楽祭」のチケットは如何に?」)に、「当日券は殆ど全ての公演で発売されるはずだ。」などというとんでもないことを書いてしまいましたが、それは全くの誤りでした。申し訳ありません。公式HPによれば「前売り期間中に完売した公演は、当日券のご用意はございませんので予めご了承ください。」とのことです。つまり当日券が発売されるのは、事実上Aホールか、もしくは僅かばかりの残席があるホールB7及びCの一部だけということになります。当日券をご予定の方は十分にご注意下さい。(ちなみに当日券は会場のチケットブースだけでなく、ぴあや、ファミリーマートなどのコンビニでも購入することが出来るそうです。昨年のことを考えると、会場外にて用意した方が良いと思います。そちらをおすすめします。)

私は5日に出向く予定です。楽しみになってきました。(写真は携帯電話で撮影したものです。拙い写真を失礼しました。)
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「和田画廊グループ展 現象からの新しいかたち展 -再構築芸術へのいざない- 安藤孝浩」 4/29

和田画廊(中央区八重洲2-9-8 近和ビル302)
和田画廊グループ展 現象からの新しいかたち展 -再構築芸術へのいざない- 安藤孝浩」
4/25-30

和田画廊の意欲的なグループ展「現象からの新しいかたち展 -再構築芸術へのいざない- 」。その最後を飾ったのは、安藤孝浩の手がけた、植物の生み出す光を体感出来るという驚くべき作品でした。



今回は会場へ入る前にちょっとした注意書きがあります。「心臓の弱い方、もしくは病気がちの方はご遠慮下さい…。」ギャラリーへ入るのにこのような文章を目にするのもかなり奇異ではありますが、ともかくそれをしっかりと読んで暗室へと入ります。中で待ち受けていたのは…、沙幕越しに光を無数に発していた、何とも不思議な装置でした。中央付近には手のひらサイズの二つのスイッチ。そこに恐る恐る手を伸ばしてみる。光の乱舞を見つめながら少し手に力を入れてスイッチにもたれ掛かるように立っていると、何と腕先がビリビリと震えてくるではありませんか。そして足元にはカイワレ大根の植栽。中央には鏡のような光源。あまりにも謎めいています。

結論から言うと、この装置はかなり複雑な機構をとっています。カイワレが発芽する際に発するという小さな光を捉え、それを映像化してスクリーンに映し、さらには微電流としてスイッチに流す。つまりそのカイワレの発した光を、手で感じられるような仕組みになっているわけです。飛び交う光の粒子の攻撃を手に受けている。ビリビリ、バチバチ…。人によっては肩あたりまでその刺激を感じることがあるそうです。両手を前にして光の刺激を受けること。何やら宗教的な神秘体験をしている気分になりました。

三週連続にて企画された「現象からの新しいかたち展」は今回で終わりです。ちなみに安藤孝浩の作品は今日、日曜日まで公開されています。カイワレによる神秘体験をあなたも是非どうぞ?!

 4/11-16 鈴木太朗(終了)
 4/18-23 小松宏誠(終了)
 4/25-30 安藤孝浩
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