都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「塚田守展 -妖怪 SPECTER- 」 小山登美夫ギャラリー 4/1
小山登美夫ギャラリー(江東区清澄1-3-2 7F)
「塚田守展 -妖怪 SPECTER- 」
3/18-4/8
熱帯で咲くカラフルな花々か、それともSF映画に出てくるような異星人の仮面か、はたまた不気味な髑髏なのか。何とも鮮やかで、また奇妙な8点の写真。小山登美夫ギャラリーで開催中の、塚田守の個展です。

底抜けに明るいブルー、または太陽のように眩しいオレンジ、そしてレモンイエロー。一見、何が写っているのかすら分からないような写真からは、まずその鮮やかな色だけが目に飛び込んできます。そしてよく不可思議な形に目を近づけてみると、その花びらのようなモチーフが、髑髏や仮面としてこちらに微笑んでいるようにも見えてくる。そこでSPECTER、つまりタイトルの「妖怪」や「恐ろしいもの」、さらには「不安のもと」という意味が浮かんできます。この色であの形はあまりにもアンバランスです。
仮面の奥には、こちらをジッと覗き込む目が確かに存在していました。そしてそれらに囲まれた時、妖怪たちに自分が見られているという感覚が沸いてくる。何でもこれらの作品は、カメラに仮面を被せて制作されたものとのことですが、ともかくもあまり頻繁には近づきたくはないものの、少し背筋をゾッとさせるような、そう言う意味での魅力がある作品です。
同時開催中の、まるでインクや砂を打ちまけたような「大野智史 acid garden」展もなかなか凄まじいインスタレーションですが、そちらと合わせて見ても面白い展覧会かと思いました。8日までの開催です。
「塚田守展 -妖怪 SPECTER- 」
3/18-4/8
熱帯で咲くカラフルな花々か、それともSF映画に出てくるような異星人の仮面か、はたまた不気味な髑髏なのか。何とも鮮やかで、また奇妙な8点の写真。小山登美夫ギャラリーで開催中の、塚田守の個展です。

底抜けに明るいブルー、または太陽のように眩しいオレンジ、そしてレモンイエロー。一見、何が写っているのかすら分からないような写真からは、まずその鮮やかな色だけが目に飛び込んできます。そしてよく不可思議な形に目を近づけてみると、その花びらのようなモチーフが、髑髏や仮面としてこちらに微笑んでいるようにも見えてくる。そこでSPECTER、つまりタイトルの「妖怪」や「恐ろしいもの」、さらには「不安のもと」という意味が浮かんできます。この色であの形はあまりにもアンバランスです。
仮面の奥には、こちらをジッと覗き込む目が確かに存在していました。そしてそれらに囲まれた時、妖怪たちに自分が見られているという感覚が沸いてくる。何でもこれらの作品は、カメラに仮面を被せて制作されたものとのことですが、ともかくもあまり頻繁には近づきたくはないものの、少し背筋をゾッとさせるような、そう言う意味での魅力がある作品です。
同時開催中の、まるでインクや砂を打ちまけたような「大野智史 acid garden」展もなかなか凄まじいインスタレーションですが、そちらと合わせて見ても面白い展覧会かと思いました。8日までの開催です。
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