ハート(心)もバリアフリーに♪Happyになろうよ☆

住環境のバリアフリーだけでなく、心のバリアフリーもすすめばいいなと思います!願いはHappy☆Lifeなのです♪

天地明察(冲方 丁 著)

2010-05-24 | Weblog
こんにちは~はらっちです

私を虜にした小説・・・・・・・・それは、

・・・・天地明察・・・・


先月読んだ小説、村上春樹氏の1Q84 BOOK3も面白かったのですが、冲方丁氏の「天地明察」は、内容もスケールの壮大さも素晴らしかったです。
読み終えた後もずっとそのまま余韻に浸っていたかったのですが、そういう訳にもいかず今に戻ってきました

 
天地明察


主人公、渋川春海(安井算哲)の生涯。暦を巡る壮大な挑戦。

歴史に興味がない私でも楽しめるし、このような時代小説は初めて読みました。2010年本屋大賞に選ばれたのも頷けます
今までで一番ワクワクしながら読みすすめたような気がします。
徳川幕府の時代の物語なので歴史好きの方は違った楽しみ方があるのかもしれません。

個人的には1Q84より面白かったです。

大まかなあらすじを知った上で読んでいるにも関わらず、何故こんなにワクワクしながら読んでいるのか不思議なのですが、挫折を繰り返しながらも壮大な挑戦に立ち向かう姿や心の変化、主人公のや周囲の人たちの人間像に魅かれてしまったのでしょうか。
渋川春海が青年から壮年に成長する過程は読みごたえ有りです。天才算術家、関孝和も存在感大です。
作家冲方丁氏にしてやられた感じです。

春海の最初の妻「こと」は病弱でも健気に尽くす可愛らしい素敵な女性でしたが、「こと」の死後、後妻となる「えん」にも心惹かれました。
「えん」は、武士の娘で優しさのなかにも凛とした強さを適ねそなえた女性で、春海の天命である挑戦に最も相応しいと思われる人物に描かれていました。
春海とえんは、22歳に出会ってからお互いに連れ合いを亡くし、再会して37歳で結ばれるまでも楽しませていただきました


主人公にすっかり魅せられて、早く続きが読みたくてでも一気に読んでしまうのはもったいない気がします。
なので一節づつ味わうように読むのがお勧めの読み方かなぁ


この天地明察は本屋大賞受賞後品切れ状態で地元の菊川書店さんに注文して2週間後にようやく手に入ったのですが待っていた甲斐がありました



クリック募金の輪がもっと広がると凄く嬉しいです
クリック募金では、ご自分のステータスが表示されてどの分野にどれだけ募金されるか分かるので毎日クリックするのが楽しくなります


原田建築のHPご覧下さい