北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

故宮 武英殿となりの丸い建物は?

2021-06-25 17:22:56 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

先日の故宮散策の続きです。

文華殿、文淵閣を後にして次に向かった先は。

 

 

武英殿。

 

 

 

先ほどの文華殿とは東と西で対象的。

“左文右武”という様式で配置されています。

 

 

 

その中で開催されていたのがこちらの陶磁器の展覧会。

時代やテーマに沿って並んでいるのですが、興味深いのはいかにも故宮の建物内での展示!といった見せ方。

 

 

 

 

「乾清宮」での宴席の様子を再現。

 

 

 

 

位によって使われる器の色が決められていて、例えば外も中も黄色の器を使用できるのは、皇帝、皇太后、皇后のみと定められていたとか。

 

 

 

 

こちらは、一見同じように見える陶器ですがそれぞれ作られた時代(どの皇帝の時代か)が異なります。

 

 

 

 

この真っ赤っ赤のおめでたさ満開! おわかりですね!

婚礼時の様子です。

 

 

 

 

 

さて。

またしてもここに来た目的がもう一つありまして。

 

 

 

 

浴徳堂。

 

 

その建物の奥に・・・。

 

 

 

 

 

なんか、丸っこいものがある~!!!

 

 

 

 

 

上にはなんか可愛いガラスのものまでついてるし。

 

 

 

一体ここは、何をする場所なんでしょう?

 

 

 

浴徳堂には、あの丸っこい建物の内側の写真が展示されていました。

 

 

 

 

なんと、内側はレンガづくり。

 

 

 

 

この建物については諸説ありまして。

 

 

 

 

一説には皇帝の「斎戒」、つまり祭祀の前に心身を清める場だったという説。

 

他にも、元代の浴室がそのまま残されていたのではないか、とか。

 

あるいは、この武英殿が書物の編纂場所として使われるようになった時に書籍の紙を蒸したりいぶしたりする場所として使われたのではないか、などなど・・・。

 

 

いずれにしても、故宮の他のエリアにはないこの建物。

この距離からしか見られませんが、故宮参観の際に立ち寄ってみては?

 

 

 



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