Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

定期を忘れると・・・

2006年11月29日 20時06分54秒 | Weblog
今、大阪方面に向かって電車に乗ることが多いので、いろいろな仕事の回数を全部合計すると、回数券より定期のほうが若干安いので、河内磐船ー新福島間の定期を持っています。しかしICOKAではないので、つまり普通の昔の定期、毎回鞄から出して改札を通さねばならず、なかなか不便です。で、改札を通すたびに、違うところへしまってしまうので、次に駅に着いたとき「定期!定期?どこ定期?」と毎度毎度なっております。

駅に着いたときはいいんですが、星田に着いたときにも無意識にどっかにしまってます。たいていは鞄のサイドポケットか、ジャケットの右ポケットなんですが、場合によってはズボンのポケットや財布の中、ひどい時には買い物したナイロン袋に入れてる時もあります。(無意識)

そんな今日、定期忘れて家を出てしまいました。徒歩20秒なのに、戻っている時間なし。きっと昨日はいていたズボンと一緒に洗濯機の中でしょう・・・(今そう思って洗濯機まで取りに行ってきました。ありました。)しかたないので、今日は、星田ー野崎、野崎ー住道、住道ー星田の切符は現金払いになりました。ああ・・・

で、もしこれがウィーンだったら!ウィーンでの定期は、紙の台紙に写真をはって、その横に○月定期と書いているシールを貼るだけなんです。で、定期の人は改札がないので、持って乗っていればOK。時々出会う(というより、急に乗り込んでくる)私服検札員のおじさんに見せるだけ。もし、その時切符や定期をもっていなければ、容赦なく引きずり降ろされ、その場で何千円かの罰金を払うことになります。

私はウィーンでの7年間で3回だけ財布を忘れて家を出てしまった記憶があります。なぜちゃんと覚えているかというと、その3回ともおじさんが乗り込んできたんです。「なんで財布忘れた日に限って乗り込んでくるんだよ~。」「定期持ってる!家に忘れた!」と叫んでみても通じません。腕を引っ張られ、降ろされます。どれだけ急いでいると言っても降ろされます。でも負けません。「私は定期を持っている。財布ごと忘れたので、罰金も払えない。請求書書いて下さい。」と申し出ます。

そして後日その紙と、定期の入った財布をもって、ウィーンの交通局へ行き、「ほら、ちゃんと持ってるでしょう。定期、あとから買ったんじゃないんですよ。ちゃんと持ってたんですけど、たまたま財布わすれただけなんです!」とお許しを請う。するとOKなのだ。紙はそのまま返却して、晴れて無罪放免。

ところ変われば・・・ですね。今はどうなっていることやら・・・。
コメント
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