Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

3日ぶりです。

2006年11月21日 23時00分18秒 | Weblog
さて、土日の師匠のレッスンが終わり、やっと疲れがとれました。土曜日の夜、師匠があてにしていた旅行会社の人が急に都合が悪くなり、ホテルが見つからず、その上、医学学会が大阪であったらしくどのホテルも満室。結局6つ目でやっとみつかりそこまで連れて行って私の帰宅は12時過ぎ。そして日曜日の夜は徹夜だったものですから、ほんまきついですわ。

さて、ピアノトリオにピアノソロ、歌ソロに合唱のもりだくさんな2日間のレッスンでした。今回初めて参加した男性は、芸大を卒業した若い人でしたが、最初失礼ながら「ほんまに芸大でたんか?」と思うほどでございましたが、師匠のマジックでどんどん声が変化し、2日目の終わりにはテノール歌手、ルイスリーマのような声になっておりました。もちろん数日はこの声の感覚を覚えているでしょうが、若いが故に無理をしがちです。また無理をしてしまいそうな感じがしました。いい声は一日にしてならず。この先無理をしないでちょっとずつ自分の声を作っていってほしいものです。

私の生徒さんでとってもいいアルトの声の女性も、歌曲と発声をみてもらいましたが、それは私のためでもあって、教えるに当たって、この人がどこまで明るい声をだしてもいいのか、どのあたりにポジションをもってくるのがいいのかを見てもらいました。普段から明るい声を目指しているのでかなり前に出るようにはなっているのですが、やはりこういうとき師匠の的確なアドバイスはありがたいです。

私は、シューマンの歌曲とウィーン歌曲を見てもらいましたが、シューマンについてはまたこの歌曲集を歌うことがあればコンサートにてその成果を実感していただきましょう。ウィーン物はウィーン7年の私の3拍子と、ウィーン30年の師匠では、リズムのとりかたが微妙に違う。そこを感じさせてもらうレッスンでした。
15年ぶりくらいに師匠に会う、しとちゃんにピアノを弾いてもらいましたが、気使い~の私が見学者を無視して歌っていたくらい、ワルツは3人だけ(なつかしいねぇって感じで)楽しませてもらいました。

またクライネシュリッテもモーツァルトの合唱を見てもらいました。私が指揮をしたのですが、いくつかとっても歌いにくい箇所も、私には気が付かないちょっとした指揮の工夫や、楽譜の読み解き方でこれほどまで良くなるのかというのを実感しました。あんまり師匠のアドバイスで合唱がよくなるので、自信なくしそうです。

さて、レッスン後は希望者17名と師匠で、簡単な食事会を持ちました。思ったより内容もよく、楽しい?食事会になりました。きっとみなさんいいお話をたくさん聞けたことでしょう。「いつもおんなじだけど」て言ったら、「はじめて聞くような顔をしてきくのよ」と誰かに言われました。

そして夜10時神戸の山の中まで2時間半かけて帰る師匠を駅まで送り、その後我が家にお泊まりするしとちゃんと、いつものピアニストさんと3人で我が家で反省会。この曲はどう弾く?とか、この指使いは?とか、歌い手の私がこういう要求を出した時、ピアニストはどう考える?などなど夜中まで続きました。でもこういう時間も大事なんです。

そしてそして、ピアニストさんが帰って後、お待ちかねしとちゃんとの久しぶり夜更かし。もう一段階反省会をして、その後気が付いたら朝の6時半でした。
ほぼ徹夜状態でしたが、朝、二人でパジャマのままマンションのエステに行き、私は背中の疲れをとり、しとちゃんはお顔つるつるにしてもらって、次は京橋の占い師さんへ直行。しとちゃんのリサイタル時期の相談や、私たちの相性などもみてもらいました。その時ふと思いついて師匠に電話。前日のごあいさつもせず、「誕生日いつですか~?」そして師匠の運勢も見てもらいました。これからどんどん成功していくそうです。そして私たちとの相性もばっちりだそうで安心しました。

この次師匠が帰国するのは来年7月。私は7月に出発予定なので、レッスンはおそらく2年くらい先になりそうです。成功して忙しくなっても来て貰えるように、みなさんがんばりましょう。(だって、占い師さんが「この人は、いやだと思ったら、どれだけお金出しても、時間余っててもこないから、来てもらえるうちはありがたく来てもらいなさい。」と言ってたので、来てもらえるような内容にしましょうね。←と自分にも言ってる。)

コメント
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