Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

流れ

2009-07-10 | 想い・雑感
一つの死が
他の生に引き継がれ
多くの生を支えてきた

地上に生命が誕生して以来
多くの生が
強く複雑に絡み合い今に至る

死して後
己が臓器を
他の人の役にたてたい
との思いもそこに通じるものがあるのかもしれない
ちょっぴり人為的ではあるが
生をつなぐという意味ではよりわかりやすいのかもしれない
そのことを望む人には
その機会が提供されて良いように思う

但し
死して後
己が肉体を構成してきたものが
土に還り
細菌や虫たちを養い
水の流れに沁み出でたものは魚などを養い
それらを食したものを養い
というような
生命界広くに解き放たれた己のほうが
しっくり来る人には
そのままの あるがままの死を許してほしい

臓器を提供しても
結局はその大きな流れに戻るのではあろうが

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2 コメント

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自然に還る (kuro)
2009-07-11 01:46:01
土葬と火葬の文化の違いによるものだと思いますが、今の日本では「土に還る」という感覚が希薄になっていると思います。

いつぞやバリ島で、死者を焼く火葬の儀式を目の前で見ました。

バリ島ではお葬式を人生最大のイベントとして大変な費用をかけるため、お金のない人はいったんお寺に土葬しておき、お金が出来てから火葬の儀式を執り行うとの事でした。そして、焼かれた後の骨は、椰子の実の殻に入れて海に流されるとか・・・

小さな子供もその儀式を普通に見ており、生と死が人々の日常のすぐ近くにあるということに衝撃を受けたとともに、何か不思議な安堵感を覚えたものでした。




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還る (hanamegane)
2009-07-15 13:28:42
日本はもともと農業の国なので
土に還るという表現が合いやすいと思うのですが
意味するところは自然に還るということです

現代の火葬場は
土などを感じさせる場面はなく
焼かれて煙も出ない状態(完全燃焼)で
煙突から空高く放出されてしまい
水分の抜けた骨だけが残るという状況

土には戻れんなぁと私も感じています

でも直接ではないにしろ
私たちも
空高く舞い上がった後
ずっと空中にとどまるわけではなく
世界中を旅した後
どこかで地上に舞い降りことになるのでしょうね
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