癌に対して手術を行い
診断できる範囲では
癌を取り除くことが出来た(根治術)と判断できる場合も
体のどこかに癌が隠れている可能性が高いと考えるときに
手術の後 抗がん剤を使用することがある
手術の補助として抗癌剤治療(化学療法)を行うという意味で
術後補助化学療法という
術後補助化学療法として薬剤が有効か否かを検討する場合
例えば1年間使用したものと 使用しなかったもので比較する
1年間使用したものの方が成績が良い場合
果たして 1年間使用すれば十分なのか
2年とか3年とか使用し続けたほうが効果が高いのかは
はっきりしない場合が多い
だからいつやめるかの判断が難しい
1年間使用のデータしかなければ
基本的には1年間使用した上で
副作用の有無及び程度と
ご本人の希望とを加味して
もうしばらく使用するかどうか決めることになる
やめる場合には
本人が納得しておく必要がある
薬を止めた後に再発が明らかになったとき
後悔するかもしれないから
「立花隆 思索ドキュメント
がん 生と死の謎に挑む 」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091123.html
いままで、このブログで何度か読んでは知っていましたが
抗がん剤というものが、永遠には効かない理由が
やっと納得できました。
一つの細胞が存在することの複雑さ
そこを垣間見るだけで
「これでがんが治る!!」
なんていうまやかしに
簡単に乗らなくなると思うのですが
どうしても藁にもすがるのでしょうか
高いお金を払って
安心を得ようとしてしまう