Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

責任

2008-02-23 | 想い・雑感
事故が起きた当初の情報からは
漁船の動きに問題があり
イージス艦の航行には問題なし
という印象を与えようとの意図があったように感じる

次には
監視に当たっていた
乗組員の責任のみに
矮小化してことを鎮めようとするかのように感じた

ここに来て
石破大臣の辞任論が出てきたりしている
私はすべてに違和感を感じる

今の世の中
ここに責任有り
という落としどころを何とか見つけ
それが見つかれば安心して忘れる
という繰り返しになっているのではないだろうか

業務の末端に位置する者の責任としたり
逆にシステム上トップにいる者の責任を糾弾したり
ということでこのような事故を繰り返さないことになるのか

なだしおの事故の際も
防衛庁トップが辞め
事故当事者の艦長と船長が詰め腹を切らされた形になったが
その後どのように問題点を整理し
どのように解決を図ってきたのか
防衛省はっきりと示して頂きたい

そこを蔑ろにして
単に責任論に終止しても
同様の事故をまた繰り返すことになるのではないか

イージス艦は一人では動かせない
だから個人の問題に矮小化する事は意味がない
乗組員個々の心の在りようもまた組織としての体質が大きく影響されるはずであり
個人の問題に帰するだけでは解決できない
一つのシステムの問題なのである

メディアには防衛省の運用システムの問題に切り込んで欲しいし
石破大臣にもその問題点をはっきり示してもらいたい
その上で責任が重いとされる個人がいるのなら
処分を行えば良いのである

ただそうなると
事故というはっきりした形にはならずにわかりにくいが
医療費をやたらと削り
お金のない所 子供 高齢者の所
人手の必要な救急医療の現場などに
そのしわ寄せがきてしまい
結果健康や命に影響を与え続けている
厚労省の役人の責任を問えないというのは
どうしたらよいのだろうか
財務省の責任を問えないというのを
どうしたらよいのだろうか

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