Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

親の死

2006-06-10 | 想い・雑感
 火葬場の煙が上がらない日はまず無い。死は日常である。
 毎日誰かの親が亡くなっているであろうから、親の死も日常である。

 しかしある個人にとって母親あるいは父親の死は、生涯一回きりの特別な経験である。親が先に死ぬのは当たり前と言われても、親のいない状況が当たり前とはなかなか思えないものだ。

 時が随分経ちその状況に慣れてきたように見えて、ふとした拍子に親に会えないという現実に改めて悲しみがわき起こる。理性では当たり前と分かっていても、感情では納得出来ていないのであろう。

 現代のように、生を讃えても、死を見つめないあるいは見つめる機会が少ない時代では、ますます受け入れるのが難しくなるのではないだろうか。