居間の窓から庭と畑の向こうの南側の大通り
の銀杏が黄色く色づいてきたのが見える。
その奥の公園の大銀杏も立派な姿を誇示
している。
紅葉狩りに出かけられなかったけれど
自宅から見られる銀杏で満足している。
畑の道側にある柘榴が久しぶりに沢山実を
つけた。
４，5年前の今頃見知らぬ人が玄関のベルを
鳴らして柘榴を分けてもらえないかという。
2，3個切っていくのだろうと「いいですよ」
と答え、しばらくして窓から見るともう1人が
軽トラを横付けして洗いざらい切り取って
いる。
出て行って「2，3本かと思ったら全部切り
取ってどうするのですか？」と抗議したら実は
彼らは花屋で商品にするという。
いくらなんでも他所のうちの柘榴をただで切って
それは酷いでしょうと文句を言ったら今お金を
持っていないといって帰っていった。
それ以降ずっと実をつけていなかった柘榴が
今年やっと実をつけたのだ。
今年はやられないように気をつけねばならない。
昨日はご近所さんが柚子を取りに来た。
昨年もできるだけたくさん摘んでいってと
取りに来てもらった。
柚子茶と柚子ジャムを作るそうだ。
また冬至近くなったら下さいと沢山摘み取って
帰っていった。
柚子の隣にミカンの木も数本あって
毎年鳥が啄んでいくけれど庭師がきたときに
少し捥いできてと頼んで食べてみたら案外
おいしかった。
箱買いしたけれど我が家のミカンも捨てたもので
はないと食べている。
手入れもしていないのにけなげに実をつけて
くれている。南側なのでお日様燦燦ではある。
