昨夜、久しぶりに緒形拳を観た。
松本清張スペシャル「中央流砂」。
なかなかよかった。見応えがあった。
出ていた俳優たちが皆若かった。
緒形拳の作品をもっと見たくなった。
懐かしい。
数日前の夕刊が「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫)を
取り上げていた。
「日航機墜落事故」そのことを伝えるというのではなく
大きな事故を「どう伝えるか」と苦悩する地元の新聞社の
内部を描いた作品である。
横山は地元上毛新聞の記者であった。
そこで遭遇した「日航機墜落事故」取材の体験
をまとめたものである。
かなり前にキンドルに入れてあったので入院中ベッドの上
で読んだ。
記者という仕事のすさまじさをまざまざと感じた。
1985年8月12日、わたくしはお盆休みで子供を連れて実家に
行っていてTVにくぎ付けになってみていた。
思い出しても恐ろしい事故であった。
その8月下旬札幌に行く出張があった。
機内は静かであった。
千歳に到着したとたん一斉に乗客が拍手をした。
皆の気持ちは同じだったのだ。