下北の猿

2009-01-15 12:30:45 | 日々思うこと
国天然記念物の「北限の猿」ニホンザルが増えすぎて住民の暮らしを脅かしているということで、このたび捕獲が許されることになったそうだ。

それについて思い出す。
一昨年の7月、下北を旅した折、下風呂温泉に宿泊した。
ここは井上靖が「海峡」を執筆したことでも有名。
宿泊した翌朝、戦時中工事が中断された幻の大間鉄道橋が遊歩道として復活され、その途中に足湯があったり、津軽海峡や北海道が望めるというので「いさり火公園」に靖文学碑を見に行くのに少し遠回りになるけれど歩いてみた。
ところが、その昔の駅舎を模した足湯のあたりにたくさんの猿がたむろしていて人気を察知したのかじっとこちらを見つめている。
今にも飛び掛られそうで怖くなり大通りまでひき返した。
あの猿たちなのか、人なんかちっとも恐れていないように集団で何かを食べていた。足湯に使っていたかどうか、こちらが早々に逃げ出したので定かではない。

近ごろあちらこちらで猿からの被害を聞く。
畑の作物ばかりか、部屋まで入り込む、お店のものや家庭のものまで取って行く。
人に襲い掛かる。
山に食べ物がなくなったからか、人の食べるおいしいものの味を覚えたからなのか。
いずれにしても猿も余り増えすぎると困った存在になる。
コメント
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