漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

KUJIRIDE・・・南房クジラ発見伝 前編

2014-12-08 07:33:30 | 千葉を走る
日曜日は、ジロジロな御方達と、黒潮香る南房総まで遠征した。
フラワーラインや海岸沿いの小路を、のんびり漕いで、あちこちジロジロ見物したり、クジラ料理を堪能する趣向を愉しんだ^^


今何時? 9時ら! 埼北から高速使えば南房総まで約3時間。便利な時代になりました。

富士山見えれば大吉 大島見えれば中吉 だそうな。

デポ地へ向かう途中、立ち寄った洲崎灯台の建つ庚申山の『夕日が丘富士見台』から海原を眺めた。
富士山も大島も父島もくっきりと見えたよ。これは、いいことありそうだ^^



房総フラワーラインの名は伊達じゃあない。


道沿いの露地栽培の花。見頃は2月前後だけれど。水仙などの花が咲いていた^^

道の駅南房パラダイスを10時過ぎに出発。行き当たりばったり臨機応変なポタリングの始まりです。
フラワーラインを基本として、海岸線沿いの町道や自転車道を、のんびりジロジロと和田へと向かった。


青木繁画伯、海の幸記念碑の建つ高台でジロジロ。

布良の阿良戸の浜を見下ろす高台に建つ記念碑(記念碑の写真はなし)。
明治の洋画家である青木繁の海の幸が、この布良で描かれたのだと説明にあった。
大勢の裸の男達が大きな魚を背負って、浜を行進しているかのような画、中学校の美術の授業で見て印象的だったのを覚えているよ。
ちなみにあの大きな魚はフカですって。


岬に立ち、夜ごと明りが灯る巨大な蝋燭。
眩いばかりに真っ白で、青空へ向かって真っすぐ伸びた灯台を見上げたのは、子供の頃の記憶だろうか。
久しぶりに見上げた灯台は、あの頃より、くすんで見えて、だいぶチビてしまったみたい。


房総最南端の地で野島崎灯台を眺めた。
電信柱が高いと思っていたあの頃と、高層建築物がありふれた今とでは、高さの感じ方が違ってしまったのだろう。それがちょっと寂しくもあったりする。


絶景 朝日と夕陽の見える岬。 未だに、ここから朝日や夕陽を眺める機会を得ない。


『日』と『陽』の使い分けに、作者の意図を想像してみたりした。
岬の先の岩場にあるベンチに座り、いつか絶景を眺めて、その事を、じっくり考えてみたいものであります。


念のため言っときますが、そんな潮溜まりに、アワビや伊勢エビはいませんから!

熱心に潮溜まりをジロジロ覗き込み、ときおり棒でかき回していた御方。
『我独り蟹とたわむる』などと呟いていたが、あれは絶対に高級食材を捕獲しようとしてたに違いないと思う^^


潮の香りを愉しみつつ、海岸沿いを走った。


埼北と比べると体感温度は春の陽気だ。ルンルン気分でペダリングも軽いよ^^

南房千倉大橋では、静かな笑みをたたえた人魚姫が、いつも私を出迎えてくれる。

やあ、1月に会って以来だから、ほんと久しぶりだね。あの時も言ったけれど、俺なら絶対にキミを波の泡なんかにしたりしないから!
えっ? なれなれしくしないでだって? そんなに目クジラを立てるのはお止めよ。せっかく再会出来たのだから・・・
そんなスカした台詞を言葉にしても、歯が浮くことのない丈夫な歯茎が自慢です。でも最近、リンゴを丸かじりすると、ヒヤっとすることがあったりする。


道の駅ローズマリー公園に隣接するシェークスピア・カントリーパークでノット式庭園を見物した。

南房総市丸山地区にある異国情緒たっぷりな場所。
庭園は、アリストテレス哲学と天動説などを表現しているらしいが、拙には難解で、さっぱり判らなかった。でも花が綺麗に咲いていたよ^^


海岸沿いの自転車道路、海を眺めながら、のんびり走るが良し^^


ところどころに砂が溜まっていて、侮れない自転車道。
海に夢中になって、よそ見運転ばかりしていると、ハンドルをとられて険呑だ。
でも、そこさえ気を付ければ、こんなに海の風情を感じながら、のんびり走れる路は貴重じゃないかしら。

つづく