帰省先から自転車で暇つぶしに出掛けるのに丁度良い距離にある成田山。
拙の人生で初サイクリングといえるのが、中学1年生の夏に独りで出掛けた成田山でありました。
当時は目的地は観光地だと決めてたし、国道51号の周辺ものどかな風景で、車の往来も少なかったのです。
しかも一本道(あの頃は道に迷うのが心配だった)なので初めてのサイクリングに適当なコースでした。
それ以来、特に表参道の雰囲気が大好きで、思い出しては行ってみたりするのです。
今回は、大晦日に自転車で久しぶりに出掛けてみましたのよ。
大晦日の晩から正月に足の踏み場もないくらい混雑する新勝寺も、大晦日の日中なら自転車押しても余裕。
昔はこんな立派な山門はなかったな。この日は参拝はせずに山門前で失礼しました。
成田駅から新勝寺へと繋がる表参道。この門前町らしい独特な雰囲気が大好きなのです。
新勝寺側から駅へ向かって急な坂道を自転車押して上った。
旅館や歴史ある薬屋、鰻屋に漬物屋、土産物屋などが立ち並ぶ参道を右に左にキョヨキョロゆっくり進んだ。
何年経っても、どこかにあの日と変わらぬ面影を見ることが出来るのです^^
ああ、鰻を焼く煙の香りがたまらない^^
鰻を割いたり焼いたりする動作が面白いのでしょうね。
海外からいらしたと思われる方達が珍しそうに写真を撮っているのもよく見る風景です。
さて表参道の雰囲気をたっぷり味わった後は土産を買って帰るのであります。
個人的には成田といえば鉄砲漬け(瓜の醤油漬け)と生の栗蒸し羊羹が土産の定番。
真空パックでなく、昔ながらの袋詰めの方が美味そうに感じるのは拙だけかしら。
あの夏も鉄砲漬けを購った兄弟堂。
当時、千葉市から来たと知った店の方に缶ジュースを御馳走になった想い出の店です。
甘口、辛口、中辛、さてどの味にしようかな? 瓜の芯に生姜を詰めた贅沢な家宝漬けもあるし迷うわ^^
そして米分で生栗蒸し羊羹を。やはりここまで来たら生を味わうべきでしょうな。
『塩辛ず 甘すぎず やわらかずぎず 堅からず』を信条に掲げた米分の生栗蒸し羊羹。
塩にこだわり、普通の栗蒸し羊羹(500円)より栗のたくさん入った「こよね」(1200円)なんてのもあるのね。
結局、正月を前に財布の紐が緩んで、お大臣気分で、家宝漬けとこよねを買って帰りました。
お味の方は、自分はもちろん、家人達からも評判良かったですよ。
もう一つの目当ての後藤だんご屋が閉まってたのは残念だったけど、2013年の良い走り納めになりました。
走行距離:65 km
ウナギ屋さんなぞ、沢山のお店がそれぞれの味を持っているのでしょうが、味見が出来る訳もなく、運を天に任せて味わいました。
地元のモノとも風味が違いますが、美味しかったですわ。
さくらの山公園も含めて歩かれたのなら相当な運動量になったでしょうね。
ウナギ屋、拙は店のたたずまいで川豊と菊屋が好みですが、他の店も美味そうな煙で目移りしちゃいます。