今回のデンマーク滞在で、何件かのデンマークの家を訪ねたのですが、毎度のことながらその機能や使い勝手のよさ、心地よさ、よく考えられた造り、素材のよさなどに私は感動しています。
さて、あるデンマーク人の友人の家を訪ねて、いかにもデンマーク的、というのを発見しました。彼は彼のお母さんの家を購入し、長い時間をかけて少しずつ自分で改修しています。デンマークでは、一般の人がプロの大工さんのような改修をやってのけるのは珍しくありません。もちろん、個人差はあると思いますが、ペンキ塗りや壁紙の交換くらいは当たり前で、オリジナルの棚をこしらえたり、キッチンのカウンターを自分で作ってしまったり、果ては自分で家を建ててしまうような人までいるのです。電気工事などの専門的な部分はプロフェッショナルの人を入れつつ、かなりのレベルの仕事をこなしてしまいます。
なぜそんなことができるのか、はっきりとした理由は不明ですが、夫と話したところ、小さいころから親にハンマーを渡されて、一緒にやり自然に身につけていたという人もけっこういるようであること、暇なこと、作業をやるスペースがどこの家にもわりとあること、DIYが古くから一般的であることなどが思いつくところです。
話を元に戻して、友人宅の私の発見した素敵なキッチンをご紹介しましょう。まずは冷蔵庫を開けたところの写真です。
そしてこの冷蔵庫のドアを閉めると、下のような写真になり、冷蔵庫は完全に隠され、ただのドアつきの棚となるのです。この「何もない」という状態がいかにもデンマーク的なキッチンだと感心してしまいました。
キッチンはお国柄がなかなかどうして出るところだと思います。日本のわりと物の多いキッチンもそれはそれで味わい深かったりもしますが、デンマークの超シンプルなキッチンは何もかもしまいこむところから来ており、私はすっきりしていてとても好きです。その分、収納のスペースが多いのですが、まさか冷蔵庫まで収納してしまうとは、驚きでした。
During my last staying in Denmark, I have visited some houses, then I was impressed by the functions, the usability, the well-considered structure, and the quality of the materials every time.
When I visited a friend's house, I found a very Danish thing there. He bought the house from his mother a few years ago and he has been trying to renovate it eventually. Danish people sometimes do a kind of professional work like a carpenter by themselves,of course it depends on the person,though. Most of people can paint and change wall papers, and some (or more than some) people can make a new original shelf, or a kitchen counter. And I have heard sometimes that someone built his house by himself! He hired the professionals only for electrical work, that's it.
I don't know the reason why they can do that. My husband and I talked about it, and we imagined some reason, which is some people were taught the skills by their parent when he was small and they learned it naturally, Danes have a lot of free time, they have large spaces to do such things, and they have a custom of DIY since a long time ago.
Let's get back to the topic of my friend's place. Fisrt picture shows when the door of the fridge was opened. Then next one is when I shut the door. The fridgh was completely hided, and becoming just a part of the cabinet. I thought this simplicity was very Danish.
Kitchens express the character of that country's people's life-style. Japanese kitchen often have too much stuffs and it may have a kind of cozy atomosphere. But Danish ones put everything into the shelves, I like that simple and nice impression so much. They have a lot of spaces in the kitchen, maybe that's why that make it possible. But even the fridge can be hidden inside the cabinet.... that's surprising!
さて、あるデンマーク人の友人の家を訪ねて、いかにもデンマーク的、というのを発見しました。彼は彼のお母さんの家を購入し、長い時間をかけて少しずつ自分で改修しています。デンマークでは、一般の人がプロの大工さんのような改修をやってのけるのは珍しくありません。もちろん、個人差はあると思いますが、ペンキ塗りや壁紙の交換くらいは当たり前で、オリジナルの棚をこしらえたり、キッチンのカウンターを自分で作ってしまったり、果ては自分で家を建ててしまうような人までいるのです。電気工事などの専門的な部分はプロフェッショナルの人を入れつつ、かなりのレベルの仕事をこなしてしまいます。
なぜそんなことができるのか、はっきりとした理由は不明ですが、夫と話したところ、小さいころから親にハンマーを渡されて、一緒にやり自然に身につけていたという人もけっこういるようであること、暇なこと、作業をやるスペースがどこの家にもわりとあること、DIYが古くから一般的であることなどが思いつくところです。
話を元に戻して、友人宅の私の発見した素敵なキッチンをご紹介しましょう。まずは冷蔵庫を開けたところの写真です。
そしてこの冷蔵庫のドアを閉めると、下のような写真になり、冷蔵庫は完全に隠され、ただのドアつきの棚となるのです。この「何もない」という状態がいかにもデンマーク的なキッチンだと感心してしまいました。
キッチンはお国柄がなかなかどうして出るところだと思います。日本のわりと物の多いキッチンもそれはそれで味わい深かったりもしますが、デンマークの超シンプルなキッチンは何もかもしまいこむところから来ており、私はすっきりしていてとても好きです。その分、収納のスペースが多いのですが、まさか冷蔵庫まで収納してしまうとは、驚きでした。
During my last staying in Denmark, I have visited some houses, then I was impressed by the functions, the usability, the well-considered structure, and the quality of the materials every time.
When I visited a friend's house, I found a very Danish thing there. He bought the house from his mother a few years ago and he has been trying to renovate it eventually. Danish people sometimes do a kind of professional work like a carpenter by themselves,of course it depends on the person,though. Most of people can paint and change wall papers, and some (or more than some) people can make a new original shelf, or a kitchen counter. And I have heard sometimes that someone built his house by himself! He hired the professionals only for electrical work, that's it.
I don't know the reason why they can do that. My husband and I talked about it, and we imagined some reason, which is some people were taught the skills by their parent when he was small and they learned it naturally, Danes have a lot of free time, they have large spaces to do such things, and they have a custom of DIY since a long time ago.
Let's get back to the topic of my friend's place. Fisrt picture shows when the door of the fridge was opened. Then next one is when I shut the door. The fridgh was completely hided, and becoming just a part of the cabinet. I thought this simplicity was very Danish.
Kitchens express the character of that country's people's life-style. Japanese kitchen often have too much stuffs and it may have a kind of cozy atomosphere. But Danish ones put everything into the shelves, I like that simple and nice impression so much. They have a lot of spaces in the kitchen, maybe that's why that make it possible. But even the fridge can be hidden inside the cabinet.... that's surprising!
デンマークの家って、すっきりしていることが多いよね。で、物は地下室に隠すのよ。
本当、なぜかデンマーク人って、ものを作るのがうまいような気がする。
実験装置をデザインするのも、ぽんぽんといいアイデアが出るの。
そういう現場を小さいときから見ているからかね?どうすればいいのか感覚的にわかっているというか。
家もほとんど中古を買うしね。かといって、古い内装を維持したくないし。
ちなみに、わたしたちが住んでいたアパート、新しいオーナーが大幅な改装をするらしく、なんと子供部屋とリビングの間にドアを作って、ダイニングルームにし、なおかつエントランスとキッチンの間にもドアを作って、ダイニングに通じやすくするという、、、
デンマークは外注すると何もかも高くなるから、自分でやれるだけのことをやることを覚えているのかもしれませんね。
しかもさすがデンマークって感じなんですけど、高いお金払って専門家に頼んだはずなのに仕上がりが・・・と怒りどころかあきれてしまうようなケースもよく耳にするので、だったら大変でもできるところは自分でやったほうが安くて安心、と。現にデンマークのコマーシャルでも「工事の人に頼んだけど・・・」というのやってるし・・・。
ちなみに18歳くらいで家を出るデンマーク人、引越して自分のアパートをみつけたら買うものとして、電気ドリルですって。女の子でも然り。
前おもしろかったのが、スーパーのチラシに女の子用?ピンクの工具セットが載ってました。笑
フランスではテレビを隠すんでしたっけ?昔の話ですが、フランス人はテレビを醜悪なものと思い、戸棚に隠したというのを読んだ記憶があります。
まあ、現代のように一日のうちでしょっちゅうテレビを見るようなライフスタイルの人が多いと、テレビを隠すというのはあまり現実的とはいえませんけれどね。
逆に日本人について言えば、私は日本人ってあまりに枠にとらわれすぎているんだとよく思います。こうじゃなきゃいけないと教えられ、皆もそう思い込むことによって、発想がなくなっちゃうんでしょうね。実験装置もそういうところが顕著に現れているのでは?デンマーク人は枠にとらわれない・・・。そしてどんどん変えていこうという考え方が根本的にあるんでしょうね。人間本位、悪く言うと自分本位のデンマーク人、かな~?
Kanaheiさん、
高くつく、だから自分でやりますという発想は日本人にもできるかなあ?と考えてみました。うーん、どうかな、もちろん人にもよるけれど、デンマーク人のようにじゃ、自分で、というよりも、それでも面倒だからやってもらおうという発想じゃないかしら、日本人は。自分でやるようなゆとりが日本人には残念ながらないかもしれない。体力的にも、時間的にも。
おー、電気ドリル、いいですね!電気ドリル、私も使いこなせるようになりたいです。なんだかこれを聞いて、私も私用の工具セットが欲しくなってしまいました!(といって買ってもやらないんだろうけど・・・。でもいつかは工具の使いこなせる女になりたいですっ!)