デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

デンマークの子どもサッカークラブに参加 その1

2007-07-01 22:11:43 | デンマークについて
 デンマークの少年サッカークラブで、新メンバー募集のための3日間のコースがあり、ショウミーが参加してきました。こういったデンマーク人の普通のクラブに入るのは初めてで、いろいろと面白い発見があったので、書いてみたいと思います。

 まず、スケジュールは金曜日の17時から19時、土曜日と日曜日がそれぞれ10時から15時というものでした。これは両親が皆働いているデンマーク人の生活のサイクルに合わせたものです。(日本のように、幼児の習い事は昼間というわけにはいかないのですね。)事前にはほとんど何も通知がなく、集合場所と時間、そして運動できる服装で来てください程度のものでした。このへんが、まず日本と違っていて非常に面白いところです。日本でしたら、例えば幼稚園の行事などでも持物が細部にわたるまで、きっちり決められています。これとこれとこれとこれ、Aは何センチくらいのもの、ナップザックは肩からずり落ちないように必ずバンドを作って留める、服装は襟のあるポロシャツ(Tシャツだと肩にザックの紐が首に直接あたって痛くなってしまうから)、持物や服にはすべて名前を書く、などなど規定だらけで、読んでいるうちにこちらのほうが訳がわからなくなってしまいます。ところがデンマークでは、このへんが「常識で判断ください」ということなのでしょうか、あるいは催す方も事前にあまり詰めていないのでしょうか、とにかく非常に大雑把な情報しかありません。

 当日、グラウンドに集まると、まずコーチが3日間の流れの説明、翌日のランチのこと、そしてこの3日間ひたすらサッカーを楽しんでほしいことなどの話をしました。最後のサッカーを楽しんで欲しい、技術は全く関係ないので、この3日間は楽しんでサッカーを好きになって欲しいというのを何度も強調していました。夫もいつも私に「楽しんできてね」と言うのですが、こういう言い方はデンマーク人が好んで使うのかもしれません。

 ここで親達のボランティアを募ります。果物を持っていく係、3日目のインディアンのフェイスペイント係、そのインディアンの羽を作る係などいくつかの係を募って行くのですが、躊躇することなく、次々に気持ちよく手が挙がってすぐに決まってしまったのでした。日本人の親たちもももちろん自分にできることを手伝うと思いますが、誰に相談するでもなく、自らの意思で「じゃ、私、やります」とさっさと立候補していくところは、ちょっと違うように感じました。事前に大騒ぎするでもなく、そしていざ始まってみると、あっという間に気持ちよく皆で協力し合ってさっと始められる、そんな印象を持ちました。

 練習が始まる前に、DBU(デンマークのサッカー協会)と入ったボトルを各自2個ずつもらい、水道のところに行って水を汲んでくるように言われました。ショウミーはこのあたりまでもじもじ、もじもじして、デンマーク人とデンマーク語に気後れして夫から離れなかったのですが、急に元気が出て、走って水を汲みに行きました。このボトルは1つは自分用、もう1つは親用です(親は必ず参加することになっていました。あとでわかったのですが、親もかなり巻き込んでのプログラムで、親のほうも水がないと辛いほどの走らせ様なのでした)。

          
          水を汲みに走るショウミー



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