晴れ間の彗星

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諸行無常

2014年09月02日 | SF作家モード
このところ作家仕事を続けていて

武田の滅亡を追っています。

そこで、武田信玄・上杉謙信といった武将達は、都から離れて都の現状を見ていないため

まだ、足利幕府はゆるがないと思っていたのかと疑問を持ちました。

織田信長は、はっきりと足利幕府以後の日本を描いていたでしょう。

本能寺で信長を討った明智光秀も足利幕府という枠でしか見ていなかったのでしょう。

平家物語の

祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。

おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。

たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じおごれる


これは、永遠の真理なのでしょう。

平家が滅び、鎌倉幕府ができ

鎌倉幕府を倒して足利幕府ができた。


万物流転なのです。

じっくり、このことを考えて文章を練っていると

ふと、現代も不安になってきます。

日本人は心の中で(世界地図はかわらない)と、思い込んではいないでしょうか?

ウクライナのロシアを見ても、中国を見ても

力(武力)で世界地図を塗り替えようとしているのはあきらかです。

わたしも、せっかくのSFファンであったのに

「中国優位の世界」「ロシア優位の世界」など様々な世界を見ているのに

なんとなく、日本は安泰だみたいな思いにふけっていました。

今、新しい世界への転換点に向かって世界は流れているのでは無いか?

という恐れが沸いてきました。

この恐れを、日本中の人が共有すべきなんだろうと思います。

侵略する悪い国は日本なのだから

日本が戦争を放棄すれば、戦争なんて起こりっこない‥

そんな道理をいつのまにか植え付けられてしまった日本人よ!

時代は刻々と変化しているのだ!

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