蔵書リストを作ってきて「おーい!竜馬」が出てきた。
どの本も同じなのだが、単行本でまとめて出ているあいだは良いのだが、
何年にもわたり、何ヶ月ごとになってくると、心が作品から離れてしまう。
とりあえ買い続けているので、完結したらまとめて読めばいい、とほっておいてある作品がかなtりある。
ストーリーもポテンシャルもおいつかないからだ。
そんな作品として、かわぐちかいじ「ジパング」や「太陽の黙示録」。
美内すずえ「ガラスの仮面」などがありますが、「おーい!竜馬」もその手の作品でした。
坂本竜馬というと、みな「竜馬がゆく」で感激したという話を聞きますが、私は途中で放り投げてしまいました。
毎年、時代小説を1作は読むと決めていた時代ですから。いつごろでしょうか?
「織田信長」「真田太平記」「関ヶ原」「播磨灘物語」「箱根の坂」…
そんな中、敬遠しがちだった「坂本竜馬」に再び触れました。
坂本竜馬が大好きになりました。
この作品にしても、子供時代の分は読んでいます。
竜馬は、母から「海」という漢字を教わります。
「海の中には、母という文字が入っています」といいながら、その文字を書いた紙をこよりにして竜馬の髪の元結いに結びます。
「これでいつも母はいっしょですよ」
なんとなく、坂本金八先生をおもいおこさせますが、今回読ませて頂いて、金八先生以上に、武田鉄矢という人が好きになりました。
竜馬のような人になりたいという人の言葉をきいたことがあります。
私にはそんな大きな事はいえません…が、「友人の一人でいたい」と思わせるひとです。
当然、作品の中で色づけはされているのですが。
で、作品中、新撰組の沖田が土方に竜馬を紹介する際いった一言
「武州多摩には 決していなかった…型の…お人ですよ…」
でも、それは違う!といいたい。
未来を、遠くを見つめて、頑張っている人が…政治家にだって…いて欲しい。
自分の会社が儲かればそれでいい、なんて…政治家がいるとは思いたくない。