HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第3話≪クイズ&パズル≫

2004年11月19日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近のテレビでクイズ番組(クイズ・ヘキサゴン、クイズ$ミリオネア)を見ることが多いでしょう。みのもんたさんが大きい声で「正解」「残念」と叫んでいるでしょう・・・

 クイズ問題を一言でいうと、正解が1つあるということです。今までの学校生活で学んできたことであり、クイズ番組の多くは、正解はピンポーン、不正解をブーで表しますね。
 
 会社の仕事においては、クイズ問題よりパズル問題がはるかに多く存在します。
 今日はこれについて配信します。

 人間の「脳」は「左脳」と「右脳」とで、能力を発揮してますね。
クイズ問題(例3+2=□)は、「記憶力」「知識力」の勝負です。たくさん勉強してそれをきちんと記憶することで、知識(ナレッジ)として身につけておくことが必要です。即ち、「左脳」の働きを活発にすることです。
 
 パズル問題(例□+□=5)は、記憶力や知識力とは異なる能力を要求され、情報や知識を基にして得られる「智恵力」。言い換えると、如何に創意工夫や組み合わせ方によって、いろいろなアイデアを作ることです。即ち、「右脳」の働きを活発にすることです。

 パズル問題の正解は1つとは限りません。複数存在することがありますし、正解が存在しない場合だってあります。パズル問題で求められる能力は、「知識」ではなく、「智恵」です。

 この社員の智恵を活用して経営することを、ナレッジ・マネジメント(知識経営)(注:参照)と呼ばれております。

 知識が多いほうがいいのですが、知識量だけでは十分ではありません。大切なのは知識や情報などを使ってアイデアを出し、創意工夫することが、新しい方向性を作り出す能力です。クイズ問題が「正解」を見つける問題だとすれば、パズル問題は「正解」を創造する問題だといえます。最近流行の≪雑学≫(注:参照)はパズル問題を創意工夫するためのカギととなるでしょう・・・・

 みなさんは学校の授業において、クイズ問題で訓練されてきました。歴史などは記憶力の訓練です。また数学などでは、公式やルールを覚えて、それがいろいろな場面で再現できるかの訓練を受けます。
 しかし、社会に出たら、会社の仕事においては、パズル問題が多く、最初から準備されている正解(アイデア)はありません。企業人となったとき、あなた方一人一人が智恵を使って、正解を引き出す創意工夫が待っています。

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