HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第192話≪「高校生の友人関係と生活意識」日本青少年研究所≫

2006年03月06日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、四カ国(日本、米国、中国、韓国)の「高校生の友人関係と生活意識」という調査結果がでています。

             

 この調査は青少年の意識研究などを行う文部科学省所管の教育研究機関、財団法人「日本青少年研究所」と「一ツ橋文芸教育振興会」が昨年秋、日米中韓の高校1~3年生計約7200人を対象に実施しました。

 朝日新聞や読売新聞の教育欄にその内容の一部を2日付けに「日本の高校生は意欲足りない 日米中韓で意識調査」として掲載しています。

 早速、HageOyajiもその24の質問(単純集計表)から、一部の質問をピックアップすると、

 ◆問8 あなたは現在、大事にしていることは何ですか?(項目から一部抜粋)
   ・希望の大学に入学すること  
     【日本29.3 米国53.8 中国76.4 韓国78.0】
   ・成績がよくなること     
     【日本33.2 米国74.3 中国75.8 韓国73.8】
   ・友人関係がうまくいくこと  
     【日本39.8 米国66.7 中国52.8 韓国44.3】
   ・自分で自分の道を決めること 
     【日本28.1 米国49.3 中国39.9 韓国67.4】

 ◆問9 あなたは、どのタイプの生徒になりたいと思いますか?(項目から一部抜粋)
   ・勉強がよくできる生徒    
     【日本40.5 米国83.3 中国79.5 韓国67.4】
   ・リーダーシップの強い生徒  
     【日本15.7 米国54.1 中国53.0 韓国48.7】
   ・自分の意見をはっきりいう生徒
     【日本42.8 米国52.9 中国52.9 韓国62.3】



 上記読売新聞では、日米中韓の4か国の中で、日本の高校生は学校の成績や進学への関心度が最も低いという実態で、米中韓では「勉強ができる生徒」を志向する傾向が強いのに対し、日本の高校生が最もなりたいと思うのは「クラスの人気者」。もっぱら漫画や携帯電話に関心が向けられているという傾向も表れており、“勉強離れ”が際だつ結果となっていると指摘している。

 戦後の日本は高度経済成長を達成した反面、受験戦争の過熱やいじめといった社会問題を抱えたため、80年代には、中曽根内閣の臨時教育審議会が「学歴社会の弊害の是正」などを答申。これを受けて今の文部科学省はその後、「ゆとり教育」への転換を図り、経済界も、学歴に偏らない採用基準の多様化などを進めた・・・・が、 子どもの学力不足がクローズアップされ、文部科学省は「ゆとり教育」の見直しを余儀なくされている。

               

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