HageOyaji通信

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第1326話≪全国で初めて、東京都が2017年度から「4・4・4制」導入検討(都立の小中高一貫校)≫

2013年09月04日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今の学校生活は「6・3・3制」ですね。

 東京都の猪瀬直樹知事が、小中高一貫校制度「4・4・4制」を提唱しました。

 この東京都の構想は、有識者でつくる東京都教育委員会の基本構想検討委員会の中間報告として、8/22に東京都教育委員会定例会で公表されました。

 東京都が設置を検討している都立の小中高一貫校で、検討委員会が、現在の「6・3・3制」ではなく、同じ12年間の教育カリキュラムを4年ごとに分ける「4・4・4制」のカリキュラムを導入すべきだとの中間報告をまとめています。

 詳細は、You Tube「都教委 小中高一貫校「4・4・4制」導入へ」をクリックしてください。

 現在の「6・3・3制」導入した戦後に比べ、現代の子どもの発達が早まっていることから「基礎期」を短くし、「拡充期」「発展期」に早期に移る狙いです。 

 即ち、「基礎期、拡充期、発展期」を「4・4・4制」に振り分ける学習内容に纏めることを提案しています。

 この都立の小中高一貫校「4・4・4制」の大きな導入目的は、東京都が「世界で通用する理数系の人材育成」なのです。そして、出来れば2017年度の開校を目指しています。

 しかし、現行の学校制度「6・3・3制」は変えられないため、学校の種別としては≪小学校+中高一貫校≫となり、学習指導要領の内容はすべて盛り込み、国の承認が得られれば、教育課程特例校として「4・4・4制」が実現できると思います。


 東京都によりますと、開設するのは1校で、

  ◆小学1年生~小学4年生【基礎期】 ⇒ 旧都立芸術高(目黒区)

  ◆小学5年生~高校3年生【拡充期】【発展期】 ⇒ 武蔵高・同付属中(武蔵野市)

 で実施する計画です。


 具体的な学習内容は、例えば、小学6年生で学ぶ内容を小学5年生で教えるなどの「先取り学習」や、早期の英語教育を実現するため、学習指導要領の枠を超えた指導ができる国の「教育課程特例校」制度の活用を検討しています。又、実験観察や自然体験を積極的に授業に取り入れ、子どもの能力を引き出すことも検討していますね。

 又、小学校入学時に適性検査を行い、理数系科目への関心などを判断し、入学時は1学年2クラス程度でスタートしますが、追加募集で4クラス程度まで増やす計画もあります。

 小中高一貫校をめぐっては、猪瀬直樹知事が「受験、受験で切れるのではなく、(子供が)ものを考えていけるような形にしなければいけない」と話しています。

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