HageOyaji通信

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第1051話≪MR「医薬情報担当者」総数が6万人突破し、過去最高数(MR認定センター「11年度MR白書」)≫

2011年10月17日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、MR(Medical Representative)、即ち「医薬情報担当者」のことを知っていますか?

 「医薬情報担当者」とは、医薬品の適正使用のため医療従事者を訪問すること等により、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主な業務として行う者のことを指します。

 MR認定センターのホームページによりますと、
 ≪MRとは、企業を代表し、医療用医薬品の適正な使用と普及を目的として、医療関係者に面接の上、医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報の提供・収集・伝達を主な業務として行う者で、訪問するエリア・医療機関などが特定されている者をいう≫
 製薬企業の営業担当者は、昔は「プロパー」と呼ばれていましたが、1993年の製薬協の決定によって、「MR」と呼称変更になりました。更に「MR」の医療知識の向上に向け、1997年から「MR認定試験制度」が導入されております。

 「MR認定試験制度」を統括するセンターも「財団法人医薬情報担当者教育センター」から「財団法人MR認定センター」と改名されています。

 しかし、「MR認定試験制度」は、業界の自主認定試験であり、国家検定や公的試験とは異なります。が、MR認定がないと営業ができないわけではありませんが、最近の医療機関ではMR認定証のない営業担当者の訪問を禁止するところも出始めています。

 「財団法人MR認定センター」は毎年「MR白書」を発行し、MRの推移をみています。

 「11年度MR白書」が発表され、2010年度の「MR総数」が、前年度比2.6%増の6万1246人に達し、初めて6万人を突破しています。

 増員した理由は、CSO(MR業務受託・派遣企業)の積極的な規模拡大、ジェネリック薬関連企業によるMR増員などがあげられますが、逆に定年退職者の再雇用や長期就業化に伴うMRの高齢化、女性MRの拡大も、以前に比べ目立つ結果となったようです。


 主な調査結果は、

    ◆製薬企業193社、MR業務受託・派遣企業(CSO)12社の合計205社

    ◆MR総数:6万1246人(男性は2.1%増の5万3387人、女性は5.7%増の7859人)

    ◆内資・外資・CSO企業別
        内資製薬企業 ⇒ 3万6440人(2.2%↑)
        外資製薬企業 ⇒ 2万1874人(0.9%↑)
        CSO ⇒ 2932人(23.5%↑)

     ◆MRの年齢構成
        30歳代 ⇒ 32.7%
        20歳代 ⇒ 27.9%
        40歳代 ⇒ 25.1%

     ◆女性MRの年齢構成は、20歳代 ⇒ 75.0%

     ◆専攻分野別のMR構成比
       薬剤師 ⇒ 12.5%
       理科系 ⇒ 28.3%
       文科系 ⇒ 55.6%

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