高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、掃除で一番やりたくない場所がトイレですね。特殊な臭さや汚さから敬遠されがちなトイレの掃除を教育に取り入れている学校があります。
愛知県立碧南高等学校のボランティア部は、活動として毎週、積極的にトイレ清掃に取り組んでいます。その結果、掃除したあとは、心が磨かれるというのです。
教諭の指導を受けながら、「両手を使って」「たわしは細かく円を描くように」「左手は床に付けて」など素足になった男女9人の生徒は黙々と掃除に励み、便器をはじめ床や壁のタイルといった各所を隅々まで磨くのです。もちろん、清掃作業が終了するとトイレ内はピカピカです。
トイレ掃除の教育効果は、「身も心も美しく」なることである。
ボランティア部が中心ですが、飛び入り参加する生徒も少なくないようです。特にこの学校では、たわし、スポンジ、紙やすりなど多くの掃除用具に柄がないことです。勿論、素手で磨くこともあるそうです。
さて、トイレ掃除の提唱者で有名なのは、イエローハット創業者の鍵山秀三郎さん(72)です。
鍵山さんの掃除哲学に賛同した有志は平成5年11月、「日本を美しくする会」を発足させ、トイレ掃除を主体とした清掃活動は国内だけにとどまらず、ブラジル、中国、米国、台湾にも支部があります。
東京支部では月に1度、JR新宿駅周辺を早朝に清掃。今では「5カ年計画」の3年目に突入し、「ごみはごみを呼ぶ。環境が汚くなると心もすさむ。掃除するとスカッとする」と話されています。
実際、歌舞伎町地区の犯罪発生件数は過去3年で急減。昨年の1471件は、前年より26・9%も減っている。防犯カメラ設置などさまざまな理由があるが、警視庁新宿署は「きれいな街では犯罪は起きにくい」と一定の効果を認めています。
昨年2月に教職員による「便きょう会」を発足させた京都市は、全国各地の講演会でトイレ掃除の効用をPRしています。
「きょう」をひらがなにしたのは「教」「共」「響」などさまざまな意味を持たせるためだそうです。「掃除は脳の前頭葉を活性化させる」と教育効果を訴えています。
先日、「日本教育再生機構」が開催した会合で、掃除で心を磨く活動を続けているイエローハット相談役の鍵山秀三郎氏の講演内容を下記に抜粋しておきます。
≪根っこを正そう 鍵山秀三郎氏≫
私は疎開先の岐阜県の山奥の高校に農業をしながら通って、昭和27年に卒業した。それから55年近くたとうとしているが、あの当時と今は、知識、情報は比べものにならないくらい多い。それでみんな幸せになったかというとそうでもない。今の日本の状況は不幸せな豊かさ。豊かであっても幸せではない。
戦後の教育を見ると、私の時代まではまだ良かったと思う。良い時代に学校に行かせていただいた。ところが、私の子供の時代になると、「きょうも先生が来なかった」「きょうも一日休みだった」。私の子供は勉強が嫌いだから喜んでいたが、私は大変なことになっているなあと、そのときから危惧(きぐ)していた。今、子供にかかわる犯罪が増えてきた。子供が被害者になる。加害者になる…。その当時の教育の間違いが、今、悪しき芽になって出てきている。この芽だけ摘んでも絶対に良くならない。根っこを変えなければならない。心ある人たちはみんなで根っこを変える運動をしなければならない。
かつての状況と今を比べると、昔は言っていることとやっていることの距離が近かったが、知識や情報が膨らむほどどんどん遠くなっていく。言っていることと現実を一致させる運動は素晴らしいことだと思う。
私は平成5年から、全国の学校のトイレ掃除をする活動をしていて、もうじき500校になろうとしている。その活動を通して学校に入ると、先生方がものすごく病んでいるなと思う。病んでいるのが教育にも表れている。病んでいる根っこをぜひ変えていきたい。
みなさん、掃除で一番やりたくない場所がトイレですね。特殊な臭さや汚さから敬遠されがちなトイレの掃除を教育に取り入れている学校があります。
愛知県立碧南高等学校のボランティア部は、活動として毎週、積極的にトイレ清掃に取り組んでいます。その結果、掃除したあとは、心が磨かれるというのです。
教諭の指導を受けながら、「両手を使って」「たわしは細かく円を描くように」「左手は床に付けて」など素足になった男女9人の生徒は黙々と掃除に励み、便器をはじめ床や壁のタイルといった各所を隅々まで磨くのです。もちろん、清掃作業が終了するとトイレ内はピカピカです。
トイレ掃除の教育効果は、「身も心も美しく」なることである。
ボランティア部が中心ですが、飛び入り参加する生徒も少なくないようです。特にこの学校では、たわし、スポンジ、紙やすりなど多くの掃除用具に柄がないことです。勿論、素手で磨くこともあるそうです。
さて、トイレ掃除の提唱者で有名なのは、イエローハット創業者の鍵山秀三郎さん(72)です。
鍵山さんの掃除哲学に賛同した有志は平成5年11月、「日本を美しくする会」を発足させ、トイレ掃除を主体とした清掃活動は国内だけにとどまらず、ブラジル、中国、米国、台湾にも支部があります。
東京支部では月に1度、JR新宿駅周辺を早朝に清掃。今では「5カ年計画」の3年目に突入し、「ごみはごみを呼ぶ。環境が汚くなると心もすさむ。掃除するとスカッとする」と話されています。
実際、歌舞伎町地区の犯罪発生件数は過去3年で急減。昨年の1471件は、前年より26・9%も減っている。防犯カメラ設置などさまざまな理由があるが、警視庁新宿署は「きれいな街では犯罪は起きにくい」と一定の効果を認めています。
昨年2月に教職員による「便きょう会」を発足させた京都市は、全国各地の講演会でトイレ掃除の効用をPRしています。
「きょう」をひらがなにしたのは「教」「共」「響」などさまざまな意味を持たせるためだそうです。「掃除は脳の前頭葉を活性化させる」と教育効果を訴えています。
先日、「日本教育再生機構」が開催した会合で、掃除で心を磨く活動を続けているイエローハット相談役の鍵山秀三郎氏の講演内容を下記に抜粋しておきます。
≪根っこを正そう 鍵山秀三郎氏≫
私は疎開先の岐阜県の山奥の高校に農業をしながら通って、昭和27年に卒業した。それから55年近くたとうとしているが、あの当時と今は、知識、情報は比べものにならないくらい多い。それでみんな幸せになったかというとそうでもない。今の日本の状況は不幸せな豊かさ。豊かであっても幸せではない。
戦後の教育を見ると、私の時代まではまだ良かったと思う。良い時代に学校に行かせていただいた。ところが、私の子供の時代になると、「きょうも先生が来なかった」「きょうも一日休みだった」。私の子供は勉強が嫌いだから喜んでいたが、私は大変なことになっているなあと、そのときから危惧(きぐ)していた。今、子供にかかわる犯罪が増えてきた。子供が被害者になる。加害者になる…。その当時の教育の間違いが、今、悪しき芽になって出てきている。この芽だけ摘んでも絶対に良くならない。根っこを変えなければならない。心ある人たちはみんなで根っこを変える運動をしなければならない。
かつての状況と今を比べると、昔は言っていることとやっていることの距離が近かったが、知識や情報が膨らむほどどんどん遠くなっていく。言っていることと現実を一致させる運動は素晴らしいことだと思う。
私は平成5年から、全国の学校のトイレ掃除をする活動をしていて、もうじき500校になろうとしている。その活動を通して学校に入ると、先生方がものすごく病んでいるなと思う。病んでいるのが教育にも表れている。病んでいる根っこをぜひ変えていきたい。