高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、5月11日の朝日新聞一面トップに「難関化する公立中高一貫校、検証へ 文科省」掲載されておりました。
その内容を抜粋しますと、
≪「難関化して小学校の勉強では合格できないところがあり、公教育として問題だ」との批判を受け、文部科学省の見直し論議は広く関心を呼びそうだ・・・・と。 保護者からは、「中高一貫校」は「私立のように学費をかけないで大学進学に期待がもてる」と。公立の中高一貫校は2008年4月現在、158校。当初は、6年間でゆとりをもって教育し、生徒の個性を伸ばすための制度とされた。法改正の際、国会は「偏差値による学校間格差を助長させない」と付帯決議し、施行規則でも「学力検査を行わない」と念押しして定めた経緯がある。 しかし、状況は一変している。大学進学実績が高い高校が併設した中学などで競争率は跳ね上がり、学校側は「適性検査」と呼ぶ長文の問題を出題。私立のように難しい計算を解くような問題ではないものの、文章や図表などを読み解く高い考察力を求め、私立入試並みの対策が必要なところが多くなっている。小学校などの現場には「私立に対抗して成績がよい子どもを早く確保しようとしている」という指摘が上がっている。文科省の教育制度改革室は「競争が過熱気味な一方で、保護者のニーズが高いのも事実。こうした状況をどう考えるべきか、難しい問題をはらんでいる。いずれにせよ、制度開始から10年がたち、公立の一貫校の意味、教育内容と成果もあわせて検証する時期に来ている」としている。≫
既にHageOyaji通信でも「中高一貫教育」に関する記事を下記通り配信しています。
◆ 第449話≪最近の「中高一貫教育の現況」について(文部科学省)
◆ 第262話≪学区制撤廃:志望校選択が自由な時代に≫
◆ 第204話≪平成18年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)新規指定校の発表≫
◆ 第175話≪公立中高一貫校の入試シーズン≫
◆ 第105話≪私立中高一貫校「海陽学園」開校≫
◆ 第60話≪中高一貫教育校ーその2≫
◆ 第54話≪中高一貫教育校ーその1≫
さて、「中高一貫校」は、学校教育法改正で1999年春から可能になりましたが、3種類あります。
◆併設型(同じ設置者の中学から高校へ無試験で進学)
中学校の課程と高等学校の課程を統合した一体の学校
◆連携型(設置者の異なる中学と高校が相互乗り入れ授業などで連携、面接などで進学)
◆中等教育学校(中高で一つの学校)
の3種類です。
文部科学省は、日本に500校の中高一貫校を設置する予定であります。
さて、その中の「中等教育学校 」は、現在27校あり、うち国立2校、公立15校、私立10校あり、これからも増設される予定であります。
「中等教育学校」は、前期中等教育(中学校などにおける教育)と後期中等教育(高等学校などにおける教育)を一貫して施す日本の学校であります。
中等教育6年間を一体のものとして教育を施す学校で、その中の中学校に相当する3年間を前期課程、高等学校に相当する3年間を後期課程と呼びます。
最大のメリットは、6年間を一体のものとして教育が出来るため、中学校と高等学校の重複している内容を整理、精選して教育することが出来ることです。更に中学校で一部高等学校の内容を先取りすることも出来ます。
前期課程を修了した生徒には中学校を卒業した生徒と同じ資格が与えられ、前期課程を修了した後、他の高等学校を受験する道は閉ざされていません。
校種名にある「中等教育」とは、日本においては、中学校と高等学校の段階で行なう教育が主に該当することから呼ばれています。
公立の中等教育学校では、学校教育法施行規則の規定で入学の際に学力検査を行わないものとされていまので、選抜には、調査書・作文・面接・適性検査・抽選などが行われますので、競争率は非常に高いです。
中等教育学校の一般教員は、原則として中学校と高等学校の両方の教員免許状を持つことになっていますが、「当分の間」はどちらか一方の免許状でも可能となっております。
又、「学校教育法」の「第51条の3に中等教育学校における教育」について次のように定められています。
・国家及び社会の有為な形成者として必要な資質を養うこと。
・社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な技能に習熟させること。
・社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、個性の確立に努めること。
さて、今回朝日新聞が指摘している競争倍率の中で、2009年度に開校した、
神奈川県立相模原中等教育学校 16.26倍
仙台市立仙台青陵中等教育学校 6.23倍
も含まれております。
現在27校は下記のとおりですが、新潟県が多く、北海道、東北が少ないですね。
◆国立学校
東京大学教育学部附属中等教育学校
東京学芸大学附属国際中等教育学校
奈良女子大学附属中等教育学校
神戸大学附属中等教育学校
◆公立学校
北海道登別明日中等教育学校
仙台市立仙台青陵中等教育学校
茨城県立並木中等教育学校
群馬県立中央中等教育学校
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校
東京都立小石川中等教育学校
東京都立桜修館中等教育学校
東京都立立川国際中等教育学校
千代田区立九段中等教育学校
神奈川県立相模原中等教育学校
神奈川県立平塚中等教育学校
新潟市立高志中等教育学校
新潟県立村上中等教育学校
新潟県立柏崎翔洋中等教育学校
新潟県立津南中等教育学校
新潟県立燕中等教育学校
新潟県立直江津中等教育学校
新潟県立佐渡中等教育学校
兵庫県立芦屋国際中等教育学校
山口県立下関中等教育学校
愛媛県立松山西中等教育学校
愛媛県立今治東中等教育学校
愛媛県立宇和島南中等教育学校
福岡県立輝翔館中等教育学校
宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校
◆私立学校
秀光中等教育学校
創世中等教育学校
桐蔭学園中等教育学校
時任学園中等教育学校
智学館中等教育学校
自修館中等教育学校
海陽中等教育学校
大阪学芸中等教育学校
聖心学園中等教育学校
済美平成中等教育学校
新田青雲中等教育学校
土浦日本大学中等教育学校
横浜富士見丘学園中等教育学校
みなさん、5月11日の朝日新聞一面トップに「難関化する公立中高一貫校、検証へ 文科省」掲載されておりました。
その内容を抜粋しますと、
≪「難関化して小学校の勉強では合格できないところがあり、公教育として問題だ」との批判を受け、文部科学省の見直し論議は広く関心を呼びそうだ・・・・と。 保護者からは、「中高一貫校」は「私立のように学費をかけないで大学進学に期待がもてる」と。公立の中高一貫校は2008年4月現在、158校。当初は、6年間でゆとりをもって教育し、生徒の個性を伸ばすための制度とされた。法改正の際、国会は「偏差値による学校間格差を助長させない」と付帯決議し、施行規則でも「学力検査を行わない」と念押しして定めた経緯がある。 しかし、状況は一変している。大学進学実績が高い高校が併設した中学などで競争率は跳ね上がり、学校側は「適性検査」と呼ぶ長文の問題を出題。私立のように難しい計算を解くような問題ではないものの、文章や図表などを読み解く高い考察力を求め、私立入試並みの対策が必要なところが多くなっている。小学校などの現場には「私立に対抗して成績がよい子どもを早く確保しようとしている」という指摘が上がっている。文科省の教育制度改革室は「競争が過熱気味な一方で、保護者のニーズが高いのも事実。こうした状況をどう考えるべきか、難しい問題をはらんでいる。いずれにせよ、制度開始から10年がたち、公立の一貫校の意味、教育内容と成果もあわせて検証する時期に来ている」としている。≫
既にHageOyaji通信でも「中高一貫教育」に関する記事を下記通り配信しています。
◆ 第449話≪最近の「中高一貫教育の現況」について(文部科学省)
◆ 第262話≪学区制撤廃:志望校選択が自由な時代に≫
◆ 第204話≪平成18年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)新規指定校の発表≫
◆ 第175話≪公立中高一貫校の入試シーズン≫
◆ 第105話≪私立中高一貫校「海陽学園」開校≫
◆ 第60話≪中高一貫教育校ーその2≫
◆ 第54話≪中高一貫教育校ーその1≫
さて、「中高一貫校」は、学校教育法改正で1999年春から可能になりましたが、3種類あります。
◆併設型(同じ設置者の中学から高校へ無試験で進学)
中学校の課程と高等学校の課程を統合した一体の学校
◆連携型(設置者の異なる中学と高校が相互乗り入れ授業などで連携、面接などで進学)
◆中等教育学校(中高で一つの学校)
の3種類です。
文部科学省は、日本に500校の中高一貫校を設置する予定であります。
さて、その中の「中等教育学校 」は、現在27校あり、うち国立2校、公立15校、私立10校あり、これからも増設される予定であります。
「中等教育学校」は、前期中等教育(中学校などにおける教育)と後期中等教育(高等学校などにおける教育)を一貫して施す日本の学校であります。
中等教育6年間を一体のものとして教育を施す学校で、その中の中学校に相当する3年間を前期課程、高等学校に相当する3年間を後期課程と呼びます。
最大のメリットは、6年間を一体のものとして教育が出来るため、中学校と高等学校の重複している内容を整理、精選して教育することが出来ることです。更に中学校で一部高等学校の内容を先取りすることも出来ます。
前期課程を修了した生徒には中学校を卒業した生徒と同じ資格が与えられ、前期課程を修了した後、他の高等学校を受験する道は閉ざされていません。
校種名にある「中等教育」とは、日本においては、中学校と高等学校の段階で行なう教育が主に該当することから呼ばれています。
公立の中等教育学校では、学校教育法施行規則の規定で入学の際に学力検査を行わないものとされていまので、選抜には、調査書・作文・面接・適性検査・抽選などが行われますので、競争率は非常に高いです。
中等教育学校の一般教員は、原則として中学校と高等学校の両方の教員免許状を持つことになっていますが、「当分の間」はどちらか一方の免許状でも可能となっております。
又、「学校教育法」の「第51条の3に中等教育学校における教育」について次のように定められています。
・国家及び社会の有為な形成者として必要な資質を養うこと。
・社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な技能に習熟させること。
・社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、個性の確立に努めること。
さて、今回朝日新聞が指摘している競争倍率の中で、2009年度に開校した、
神奈川県立相模原中等教育学校 16.26倍
仙台市立仙台青陵中等教育学校 6.23倍
も含まれております。
現在27校は下記のとおりですが、新潟県が多く、北海道、東北が少ないですね。
◆国立学校
東京大学教育学部附属中等教育学校
東京学芸大学附属国際中等教育学校
奈良女子大学附属中等教育学校
神戸大学附属中等教育学校
◆公立学校
北海道登別明日中等教育学校
仙台市立仙台青陵中等教育学校
茨城県立並木中等教育学校
群馬県立中央中等教育学校
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校
東京都立小石川中等教育学校
東京都立桜修館中等教育学校
東京都立立川国際中等教育学校
千代田区立九段中等教育学校
神奈川県立相模原中等教育学校
神奈川県立平塚中等教育学校
新潟市立高志中等教育学校
新潟県立村上中等教育学校
新潟県立柏崎翔洋中等教育学校
新潟県立津南中等教育学校
新潟県立燕中等教育学校
新潟県立直江津中等教育学校
新潟県立佐渡中等教育学校
兵庫県立芦屋国際中等教育学校
山口県立下関中等教育学校
愛媛県立松山西中等教育学校
愛媛県立今治東中等教育学校
愛媛県立宇和島南中等教育学校
福岡県立輝翔館中等教育学校
宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校
◆私立学校
秀光中等教育学校
創世中等教育学校
桐蔭学園中等教育学校
時任学園中等教育学校
智学館中等教育学校
自修館中等教育学校
海陽中等教育学校
大阪学芸中等教育学校
聖心学園中等教育学校
済美平成中等教育学校
新田青雲中等教育学校
土浦日本大学中等教育学校
横浜富士見丘学園中等教育学校