HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1076話≪「学校が社会と協働して一日も早くすべての児童生徒に充実したキャリア教育を行うために」作成≫

2011年12月14日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、文部科学省はキャリア教育に関し、全9回の審議を重ね、12/9に「学校が社会と協働して一日も早くすべての児童生徒に充実したキャリア教育を行うために」を作成しました。

 又、その「概要版」も作成されています。

 その内容は、キャリア教育を行っていく上で、関係者間で求められる共通理解についてや、学校や教育委員会が求められる態勢づくり、学校が社会と協働して行うキャリア教育を進めていくための種々の方策などを報告書として纏めています。

 詳細は上記をクリックしてお読みください。

 一部内容を抜粋してみますと、
  第1章:なぜ「キャリア教育」が必要なのか
  第2章:学校が社会と協働して「キャリア教育」を行うために学校、教育委員会は何をすべきなのか
  第3章:どうすれば学校外部の教育資源と連携・協働した「キャリア教育」がより行われるようになるのか

 その中の第1章(学校、教育界へのメッセージ)から、

  ◆学校での生活や学び、進路選択に対する目的意識の希薄さ
   例えば、
   その1:高校生に対し、今自分が通っている高等学校に入学した動機について尋ねたところ、普通科の生徒の約6割は「自分の学力にあっている」と回答し、「自分の個性を伸ばすことができると思う」、「自分のやりたい勉強ができると思う」と答えた生徒はそれぞれ15%に満たないとの結果。

   その2:職業を意識しはじめた時期の違いに応じて、大学生に大学への進学理由を尋ねた調査では、職業を意識した時期が遅い者ほど、大学への進学理由を「すぐに社会に出るのが不安」、「自由な時間を得たい」、「周囲の人がみな行く」と考える傾向があるとの結果。

  ◆社会の「本物」に触れさせること、「働くことの喜び」を伝えることの重要性
   例えば、
   その1:キャリア教育の場面は、学校で行われている職場体験活動やインターンシップに限らない。最先端の研究を行っている研究施設や大学等を訪れ、第一線の研究者から施設や研究について説明を受けたりするなどのスーパーサイエンスハイスクールにおける取組、社会の第一線で活躍する卒業生の職場を訪ねてその仕事について説明を受けたり、見学したりする取組、あるいは地域の企業の技術者を学校に招いて最新技術の指導を受ける専門高校での取組などは、正に社会の「本物」に触れさせる教育であり、キャリア教育としても重要な取組。

  ◆「世の中の実態や厳しさ」を伝えることの重要性
   例えば、
   その1:中学校、高等学校におけるキャリア教育においては、生徒に、経済・社会・雇用等の基本的な仕組みについての知識や、税金・社会保険・年金や労働者としての権利・義務等についての知識等、社会人・職業人として必ず必要となる知識を得させるとともに、男女共同参画社会の意義や仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の重要性等について、自己の将来の在り方生き方に関わることとして考察を深めさせることが必要。

  ◆「働くことの喜び」と「世の中の実態や厳しさ」の両面を学ぶ


 後半には、≪実践事例≫が多く記載されていますので。時間がありますときにお読みください。

  例えば、<実践事例>から抜粋しますと、
 
  ≪秋田県立能代高等学校では、知識詰め込み型の進学指導に疲労感の見える生徒の姿を見て違和感を覚えた教職員らが校長と協議し、「Will Project」を始めた。学ぶ目的を明確にし、目的実現に必要な能力を理解し、意欲的に挑戦する気概を育てることを目的に、高校1年次から将来の夢や志について考えさせ、2年次には近い将来についての計画「Will プラン」を作成させるなど、能代高校独自のキャリア教育を実践している。≫

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