HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第615話≪今年度の「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰」決定≫

2008年10月20日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、既に「3R」運動を知っていることでしょう。

 そうです。
  ◆Reduce  リデュース:ごみを減らす
  ◆Reuse   リユース :再利用
  ◆Recycle  リサイクル:ごみの再生利用


 日本で2000年に循環型社会形成推進基本法において3Rの考え方が導入されました。

 即ち、これから起こる環境問題 、 人口問題 、 資源枯渇 、 廃棄物処理、 最終処分場問題などを通して日本の環境意識を高め、3Rの理念を広く市民や企業に浸透させるべく、政府機関や市民団体が様々なキャンペーンを行ってきたのです。

 2004年6月の主要国首脳会議(G8サミット)において、当時の小泉純一郎内閣総理大臣は3Rを通じて循環型社会の構築を目指す「3Rイニシアティブ」を提案しております。

 注)3Rイニシアティブとは
  小泉総理は、平成16年6月8日~10日に米国ジョージア州シーアイランドで開催されたG8サミット(シーアイランドサミット)において、資源の有効利用を通じて環境と経済の両立を図る3R(廃棄物の発生抑制(リデュースReduce)、再使用(リユースReuse)、再生利用(リサイクルRecycle))の取組は今後益々重要になるとして、3Rを通じて循環型社会の構築を目指す「3Rイニシアティブ」を提案し、同イニシアティブを開始するための閣僚会合を平成17年春に日本において開催する旨表明しました。小泉総理の提案はG8首脳の賛同を得、G8の新たなイニシアティブとして合意され、『持続可能な開発のための科学技術:  「3R」行動計画及び実施の進捗』と題する文書が発出されました。

 2005年4月には3Rイニシアティブ閣僚会合が開催され、アメリカ合衆国、ドイツ、フランスなど20か国の参加の下、3Rに関する取組みを国際的に推進するための議論が行われています。


 リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催し、経済産業省など関係8府省(内閣府、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)が後援している今年度の「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰」が10月16日に公表されました。

   ◆内閣総理大臣賞 : サントリー株式会社 京都ビール工場
     3R活動の特徴
      ・製品製造に際して排出されるガス、水、熱等を回収して再利用し、各種エネルギーの新規投入量を大幅に削減。
      ・1998年末に、事業所から排出される廃棄物の再資源化100%を実現、現在継続中。
      ・さらに、地域の環境活動にも積極的に参加するなど、「エコ・ブルワリー」(環境と調和したビール工場)を目指して、徹底した3R・環境保全活動を実施。

   ◆経済産業大臣賞 : 株式会社ローソン
     3R活動の特徴
      ・他社に先駆けてマイバッグの店頭配布の実施をはじめとしたレジ袋削減の取組により、2007年度には2000年度比で1店舗当たりのレジ袋使用量を約23%削減。
      ・野球バットの不適格材を活用した携帯箸の販売をはじめとした割り箸の削減の取組により、2007年度には2006年度比で1店舗当たりの割り箸使用量を約5%削減。

 その他に今年度は、
   ◆ 農林水産大臣賞 1件
   ◆財務大臣賞 2件
   ◆国務大臣・内閣府特命担当大臣賞 該当なし
   ◆国土交通大臣賞 7件
   ◆環境大臣賞 1件
   ◆文部科学大臣賞 3件
   ◆3R推進協議会会長賞 89件
   ◆厚生労働大臣賞 2件

 などで、表彰式は、明日、平成20年10月21日(火)午後2時から、東海大学校友会館 阿蘇・朝日の間(東京都千代田区霞が関 霞が関ビル33階)において行われます。

 更に、日経BP社では創立40周年記念事業として来る2008年11月4日・5日に環境経営の大型シンポジウム『東京国際環境会議~環境の世紀を拓く新しい技術と経営』を開催します。

 会議内容は、地球との共生、新興国や途上国を含む世界との共生に対して強い意思を持たなければ、日本も日本の企業も国際社会・世界経済のなかで存在感や競争力を失う可能性があることを示唆するようです。

 こうした時代背景を踏まえ、日本の各大学でも「ISO14001」を取得するところが増えてきております。

 企業は勿論、教育施設も低炭素化社会の実現に向けて企業経営、学校経営はどう変わるのか、見守っていきたいですね。

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