HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第975話≪みなさん、東京電力の「計画停電」が正しかったのだろうか?≫

2011年04月06日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、政府が許可した東京電力の「計画停電」が本当に正しかったのだろうか?一緒に考えてみましょう・・・・・


 3/11に東日本大震災が発生し、その後の原子力発電所の事故と暗い出来事が続いていますが、「がんばろう!日本」をキャッチフレーズ」に我々日本人は、今必死に立ちあがろうとしていますし、立て直そうとしていますね。

 しかしながら、今回の「計画停電」は日本の製造業を更に弱体化しているのではないでしょうか?

 すなわち、日本経済の状況をむしろ危機的な状況に向かわせているのではないでしょうか?

 この日本政府の対応の中で最大の過ちは、東京電力の「計画停電」を許可したことではないでしょうか?  

 計画停電による経済的なダメージは、想定の範囲を超えているとHageOyajiは感じています。

 何故なら、「節電」と勘違いした「行き過ぎた自粛」と思います。


 都内の交通機関は運行量を制限したため、日本の食料の供給窓口である築地に行っても魚も野菜もなく、更に支援コンサートなどは軒並み中止という始末です。

 壮大なる「自粛」が逆に莫大な経済的な損失を生んでいますね。


 大前研一氏が『ニュースの視点』で指摘していますように、「これは東電が作り出した人災」だと言っています。

 

 さて、みなさんが知っている通り、日本では静岡県の富士川と新潟県の糸魚川付近を境にして、東側は50Hz、西側は60Hzの電気が送られています。



 何故周波数の違いを乗り超えて関東に電気を送る方法を考えないか?不思議でしょう。


 それには、電力の東西グリッドの完全接続を実現しなければなりません。

 これを完全に接続するためには相応の工事費用がかかるとのことですが、今回の混乱を見れば、世論も工事費の負担を受け入れてくれるのではないでしょうか。


 現段階では、この「計画停電」は今年の冬まで継続の見通しとのことですが、絶対に阻止する必要があると思います。

 ある機関が試算した数字では、火力発電所の復旧や東西電力グリッドの結合などによって夏までに確保される電力を考慮すると、現状から最大で約25%程度の電力の削減を実現できれば良いのです。

 たとえば、「サマータイム2時間」「事業所の操業曜日の平準化」「夏の甲子園中止」「大口料金のアップ」など、大前氏は提案しています。



 この「計画停電」も対象地域やグループ分けは毎日変更され、停電実施日に実際のグループと一致していない例も多く、混乱が続いています。


 この「計画停電」を了承したのは菅首相です。

 更に「計画停電」の実施状況に明らかな「差別」「恣意」を感じますね。


 先ず、電力の東西グリッドの完全接続を実現して欲しいことです。


 一国の代表が、未曾有の大震災に向け、リーダーシップを発揮して頂ければ直ぐにこれらを実施に移すことができるとHageOyajiは可能と考えますが、みなさんはどの様にこの危機を乗り越える策があると思いますか。


 下記のレポートをクリックして参考にお読みください。
 
 「人災を招く計画停電、「政令」で総量規制を

 「計画停電が日本の製造業をさらに弱体化する」-周波数の違いを乗り超えて関東に電気を送るにはー

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